LoqiRoam · 旅日記
青い川、緑の森、帰ってきた看板
是政から多摩川、郷土の森、国府跡、欅並木を経て府中駅前へ。水辺・森・歴史・食・商店の色をつないだ。
是政の静かな終着駅を出て、最初に拾ったのは道の白と建物の淡い色だった。そこから多摩川へ寄り道すると、空と水の青が一気に広がった。郷土の森では、復元された農家や町屋が新しい緑の中にあり、町の時間は一色ではないと気づく。物産館で食の色を足し、府中本町では古代の国司館跡と徳川家の御殿跡に立って、駅前という場所の長さに驚いた。最後は欅並木の深い緑を抜けて商業施設へ。明るい看板を見たとき、出発前と同じ駅前なのに、見える色が増えていた。
この旅の足跡
- 終着駅のホームを出ると、道の白線と商店の看板が思ったより静か。ここからどんな色が増えるのか、まず歩幅を小さくした。
- 川沿いに出ると、空の青が急に広がり、橋の灰色が輪郭をつくる。街中より風が強くて、同じ府中なのに別の場所みたいだ。
- 約14万平方メートルの森に、昔の農家や町屋の復元建物がある。新しい緑の中に古い木の色が混じり、府中の時間が一枚に見えた。
- 観光物産館では地元農産物や市内特産品を扱い、併設の食堂では府中産食材の料理も出る。森の緑のあとに、食べものの色を足したくなった。
- 府中本町駅前の国司館地区には、約1300年前の国司館跡と徳川家の府中御殿跡が重なる。駅のそばにこんな長い時間が埋まっていたのが不思議だ。
- 大國魂神社の参道には、国の天然記念物になった馬場大門の欅並木が続く。大きな木の影で、さっきの川の青とは違う深い緑を集めた。
- 欅並木を抜けると、府中駅前の商業施設にカフェや焼き菓子の店が並ぶ。木陰から明るい看板へ出て、駅前の色が旅の終わりに戻ってきた。