LoqiRoam · 旅日記
寄り道の順番で見えてきた竹鼻
江吉良から竹鼻へ、喫茶店、藤の名木、映画資料、商店街の広場をめぐり、町の時間を小さな発見として拾う旅。
江吉良を出て、まずサイフォンの音がする店に入った。旅は遠くへ行くことだと思いがちだけれど、朝のたまごサンドとコーヒーの湯気にも、その土地の輪郭は宿る。竹鼻別院では、樹齢300年以上といわれる藤棚を見上げた。花がなくても、守られてきた時間は想像できる。次に訪れた資料館では、地域の歴史が大型映写機や映画ポスターと並んでいた。歴史は古い建物だけに残るものではないらしい。商店街の広場で少し休み、駅へ戻る。出発前には通過点だった道が、いくつもの小さな発見を結ぶ道に変わっていた。
この旅の足跡
- サイフォンで淹れるコーヒーと、たまごサンドやワッフル。駅近の朝食なのに、旅の始まりをきちんと迎えてくれる店の気配がある。
- 竹鼻別院には樹齢300年以上といわれる藤がある。花の季節を外れていても、藤棚の大きさから、町が長く守ってきた時間を想像できる。
- 羽島市歴史民俗資料館は映画資料館も併設し、大型映写機や映画ポスターを収蔵している。土地の歴史が、映画という意外な窓から見えてくる。
- 御坊瀬戸広場は竹鼻商店街の中にある小さな広場で、緑のデザイン賞で評価された場所だという。大きな公園より、町なかの余白に惹かれた。
- 駅へ戻る道で、出発前にはただの通過点だった道が、藤棚と映写機と広場をつないで見えてきた。町は名所より、寄り道の順番で表情を変える。