LoqiRoam · 旅日記

駅前から、色の重なりを探す遠州の旅

原田駅を出発し、花鳥園の鮮やかさ、掛川の駅前と城下町、袋井宿の街道、可睡斎の木陰へと色の印象を変えていった旅。

原田駅では、緑の中に小さなホームがあり、旅の始まりはとても静かでした。そこから天浜線で掛川へ出て、まず掛川花鳥園へ。温室の花、鳥の羽、池の水が一度に目へ飛び込んできて、駅前の色集めが思いがけず鮮やかに始まりました。掛川駅北口へ戻ると、今度は看板や店先、人の歩く速さが気になり、町の普段着の色を拾いながら掛川城へ向かいました。木造の天守と高台の緑を見たあと、竹の丸の庭でお茶を飲むと、歴史が遠いものではなく、休憩の時間にも残っていると感じました。さらに袋井へ移り、東海道の中央にあたる袋井宿で、昔の旅人が通った道の幅や松並木を想像しました。終着の可睡斎では、広い境内と木陰の静けさに包まれ、朝の駅前から続いてきた色が、最後は深い緑へゆっくり溶けていきました。

この旅の足跡

  1. 原田駅は小さなホームと緑の多い景色が印象に残る場所でした。静かな出発なのに、この先へ列車で色を集めに行けると思うと少し胸が弾みます。
  2. 温室の中で熱帯性スイレンが咲き、フクロウやペンギンにも会える場所です。花の色と鳥の動きが同じ空間にあるのが意外で、駅前の旅が一気に南国めきました。
  3. 掛川駅北口は城下町の散策へつながる町の入口です。人の流れと商店の看板を眺めていると、観光地の色より暮らしの色のほうが近く感じられるのが面白いです。
  4. 掛川城は木造で復元された天守が高台に立ち、霧吹井戸の伝説も残っています。白い壁と緑の斜面がきれいで、駅前の平らな景色が急に物語へ変わりました。
  5. 竹の丸は重臣の屋敷地だった木造建築で、庭を眺める竹の丸カフェもあります。城の緊張感のそばに甘い休憩があるのがうれしく、風の色まで柔らかく見えました。
  6. 袋井宿は東海道五十三次のちょうど中央で、宿場公園や旧東海道松並木が残っています。道の両側に昔の往来を想像でき、掛川の城下とは違う旅人の色が見えてきました。
  7. 可睡斎は十万坪の境内に二十五棟の建物と四十か所の見どころがあり、木々の間に静かな堂宇が続きます。駅前の看板からここまで来るとは思わず、最後に緑の深さへ驚きました。
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