LoqiRoam · 旅日記
看板の角を曲がるたび
農家カフェ、公園、河川敷、海の見える高台、工芸案内、考古博物館をつなぎ、看板から土地の記憶へ歩いた。
箕田の座標から歩き始め、まずは中箕田の農家カフェへ向かった。営業時間の案内だけでなく、農作業の時期には休みが不定期になるという一文に、店が土地の季節と一緒に動いている感じがした。箕田公園では遊歩道と運動施設の案内を読みながら、生活の中の散歩へ入り込む。そこから鈴鹿川河川緑地へ出ると、道端の看板を探していた目が、川幅と風の向きに引っぱられた。次に岸岡山の展望台で海を眺め、遠くの島まで見えるという名前の約束を確かめる。白子駅前では観光案内所の大きな看板に導かれ、伊勢型紙や鈴鹿墨という手仕事に出会った。最後は考古博物館へ。現在の迂回路の案内と、昔の土地を示す資料が同じ旅の中に並び、曲がり角の一つ一つにも積み重なった時間があるのだと感じた。
この旅の足跡
- 中箕田の農家カフェは8時から17時まで営業し、農作業の時期は休みが不定期らしい。朝の田園で、看板の先にどんな一日があるのか想像した。
- 箕田公園は広い多目的運動広場とテニスコートを備え、遊歩道で公園エリアがつながっている。案内の文字を追うだけでも歩く方向が増えていく。
- 鈴鹿川河川緑地は散歩や軽い運動に使われる広い河川敷で、街の道とは違う空の大きさがある。川沿いでは看板より風向きが気になった。
- 海のみえる岸岡山緑地には野外学習広場と展望台があり、晴れれば神島や知多半島まで望めるという。地名の約束を確かめたくなった。
- 白子駅前の観光案内所は大きな看板が目印で、伊勢型紙や鈴鹿墨の展示・販売もある。道案内の文字が土地の手仕事に続いていた。
- 鈴鹿市考古博物館では地域の考古資料を扱い、公式案内には道路工事に伴う迂回路のお知らせも出ていた。最後に、現在の道と古い土地を重ねてみる。