LoqiRoam · 旅日記

土沢の駅前から、山の色まで

祭りの色、絵の色、食の色、田園の色をつないで、丹内山神社の深い緑へたどり着きました。

土沢駅に立つと、最初に見えたのは大きな名所ではなく、線路と山のあいだにある静かな余白でした。そこから商店街へ歩くと、土沢七夕まつりで約80本の竹飾りが並ぶという話が、店先の軒や道の幅に重なって見えました。萬鉄五郎記念美術館では、町の景色が今度は絵の色に変わります。少し頭が熱くなったところで道の駅とうわへ向かい、物産と食事、温泉の気配に旅の速度を落としました。さらに田園の道へ出ると、赤や青は稲の緑と白い空にほどけていきます。最後の丹内山神社では、彩色壁彫刻や七不思議の伝説を知り、派手な色よりも木陰の深さが強く残りました。駅前から始まった小さな色集めが、最後には土地の時間を感じる旅になりました。

この旅の足跡

  1. 土沢駅のホームは町の中にすっと置かれ、線路の先に山が見えます。駅前の静けさが、これから集める色の最初の一枚になりました。
  2. 土沢商店街には、祭りの時期に約80本の竹飾りが並ぶそうです。今日は吹流しがなくても、店先の軒や道路の幅に祭りの気配を想像してしまいました。
  3. 萬鉄五郎記念美術館は、近代美術の先駆者を顕彰するために開館した場所です。商店街の景色を見たあとだと、町の中に急に筆の勢いが現れたようで不思議でした。
  4. 道の駅とうわは物産販売だけでなく、11時から15時のレストランと10時から22時の入浴施設もあります。赤い看板を見つけたら、旅の途中で温度まで変わりそうです。
  5. 道の駅を出ると、東和の道は田んぼと低い山の間をゆっくり伸びます。駅前で集めた赤や青が、ここでは稲の緑と空の白に薄まっていく感じがしました。
  6. 丹内山神社には県指定文化財の彩色壁彫刻と、雪が積もらない岩など七不思議の伝説があります。最後に残った色は、派手さではなく木陰の深い緑でした。
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