LoqiRoam · 旅日記

赤い門から水辺の石まで

芝の歴史的な朱色から、図書館、東京タワー、旧芝離宮の水と石へ歩き、駅前の色の重なりを見つけた。

芝公園を出ると、まず増上寺の朱色が目に入った。大殿へ続く道には段数や距離にも意味があると知り、ただ眺めるより、歩幅で歴史を感じる旅になった。少し南へ寄ると、1632年の旧台徳院霊廟惣門が木々のそばに残っていて、華やかな建物のすぐ近くにこんな静かな時間があることに驚いた。みなと図書館でひと休みしてから東京タワーを見上げると、朱色や緑が今度は赤白の輪郭を引き立てていた。最後は浜松町側の旧芝離宮へ。池の暗い色、石の明るさ、駅へ流れる人の服の色が重なり、駅前の色集めは名所巡りから暮らしの観察へ変わっていった。

この旅の足跡

  1. 三解脱門は朱漆の大きな門なのに、背後の東京タワーまで一枚に見えた。修理中の門前で、昔の赤は今の街にどう残るのか気になった。
  2. 増上寺の大殿へ向かう道は、門から本堂までの段数や距離にも意味がある。大きな建物なのに、歩くほど静かになる感じがして不思議だった。
  3. 1632年の惣門が芝公園の木々のそばに残っていた。朱色の細かな装飾と、失われた霊廟を想像させる静けさの差に驚いた。
  4. みなと図書館は芝公園3丁目にあり、平日は20時まで開いている。寺の朱を見たあと、本の背表紙の色を眺める休憩が妙に新鮮だった。
  5. 東京タワーは高さ333メートルで、木々の上から輪郭が急に現れる。見慣れたはずの赤白が、芝の緑を背景にすると少し甘く見えた。
  6. 旧芝離宮恩賜庭園は9時から17時までで、石組みと池の景色が駅前に残る。最後に水の暗い色を探すつもりが、石の明るさに目を奪われた。
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