LoqiRoam · 旅日記

駅前から、海と城下町の色を集める

和食駅近くの川辺から後免町、高知駅、城下町、市場、日曜市、はりまや橋まで、交通・歴史・食・暮らしの色を集めた。

和食駅を出ると、まず川辺のカッパの話を探しに歩いた。静かな無人駅のそばに伝承が息づいているのがうれしくて、旅の最初の色は看板の色ではなく、土地の記憶になった。列車で後免町へ移ると、鉄道と路面電車が近くに並び、『ありがとう駅』という愛称まで見つかって、駅前には人を送り出す言葉もあるのだと思った。高知駅前では三志士像が旅の入口を大きく飾り、城下町へ進むと博物館の資料と高知城の木や石が、過去を別々の明るさで見せてくれた。ひろめ市場では食べものと声が重なり、日曜市では通りいっぱいの野菜や惣菜に目が忙しくなった。最後のはりまや橋は思ったより小さかったけれど、商人の往来から生まれた話を知ると、朱色が街の記憶をぎゅっと結んでいるように見えた。

この旅の足跡

  1. 和食駅の近くには和食川と、カッパをモデルにした駅キャラクターの物語がある。無人駅の静けさから川辺へ歩くと、駅前の色が看板だけではないと気づけそうで楽しみだ。
  2. 後免町駅は、鉄道駅と同じ名前の路面電車停留場が約100メートルの距離にある。さらに『ありがとう駅』の愛称まであり、乗り換えの近さとやさしい言葉の色に少し驚いた。
  3. 高知駅前の三志士像には、坂本龍馬・中岡慎太郎・武市半平太が並ぶ。旅の入口に三人の視線が集まる感じが面白く、駅舎の青や広場の明るさとの対比を見たい。
  4. 高知城歴史博物館は土佐藩主山内家の資料を中心に、約6万7千点の歴史資料や美術工芸品を収蔵する。日曜は8時から開くので、城へ向かう前の静かな色集めにちょうどよさそうだ。
  5. 高知城は天守と懐徳館が9時から17時まで開館し、追手門以外が焼失した大火の後も再建された。街なかで急に木と石の濃い景色へ変わるところを歩いて確かめたい。
  6. ひろめ市場は月曜から土曜が10時から23時、日曜は9時から23時で、店ごとに営業時間が違う。席と料理を探す声まで旅の色になりそうで、城歩きの後の休憩に選んだ。
  7. 高知の日曜市は追手筋で開かれ、日曜は5時から17時まで、8時から13時ごろが特ににぎわう。今日は日曜なので、野菜や惣菜の並びを歩いて色の密度を見比べたい。
  8. はりまや橋は、かつて播磨屋と櫃屋が商売の往来のために架けた私設の橋が由来で、今は朱色の橋と公園、地下通路の展示が残る。小ささと物語の大きさの差が気になる終着だ。
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