LoqiRoam · 旅日記

線路から湯けむりまで、松山の色を拾う

古泉から松山市中心部、松山城、道後公園、道後温泉本館へ移動し、駅と商業施設、交通、商店街、城、緑、温泉の色をつないだ。

古泉駅を出ると、線路のすぐ隣にエミフルMASAKIの大きな入口があった。静かなホームと、これから人が集まる明るい施設が近くに並んでいて、出発からもう二つの街の顔を見つけた気分になる。伊予鉄で松山市駅前へ移ると、坊っちゃん列車の黒い姿が交通の昔を思い出させた。大街道ではアーケードの下を歩き、店先の色や人の歩く速さを眺める。そこから松山城へ上がると、石垣の灰色と天守の白の向こうに、さっきまで歩いていた街が広がった。最後は道後公園の緑でいったん息を整え、道後温泉本館へ。木の外壁、湯上がりの声、夜へ続く温泉の明かり。駅前で拾った色は、最後には湯けむりの中でやわらかく混ざった。

この旅の足跡

  1. 古泉駅はエミフルMASAKIと隣り合い、ホームを出るとすぐ大きな施設の色が見える。静かな駅とにぎやかな入口が近すぎて、最初から街の表情が二つあった。
  2. エミフルMASAKIは専門店街が10時から21時、食品館は9時から22時。朝の駅前で、看板の色だけでなく人の動きまで少しずつ明るくなるのが面白い。
  3. 松山市駅前には坊っちゃん列車ミュージアムがあり、坊っちゃん列車は土日祝日に運行する。黒い列車の記憶が、今走る電車の色に重なって見えた。
  4. 大街道商店街はアーケードに囲まれ、100店舗を超える店が並ぶ。空の明るさが変わらない道なのに、店先の色と立ち止まる人の気配は次々に変わった。
  5. 松山城のロープウェイは季節により17時から18時まで運行し、天守からは松山平野や瀬戸内海を見渡せる。石垣の灰色の上で、街の色が急に小さくなった。
  6. 道後公園は約8.5ヘクタールの湯築城跡で、武家屋敷跡や土塀跡が残る。温泉街のにぎわいから少し離れるだけで、緑の中に昔の道が戻ってくる。
  7. 道後温泉本館は神の湯階下が6時から23時まで営業し、重要文化財にも指定されている。木の外壁と湯上がりの声が、集めた色をやさしくほどいてくれた。
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