LoqiRoam · 旅日記
川の青、橋の灰色、縁側の午後
柏木平から宮守へ釜石線で移動し、川、駅舎、五連アーチの橋、わさび、遠野の農村風景をめぐった。
柏木平駅を出ると、まず柏木平レイクリゾートの案内板が木々の中で明るく見えた。料理や地ビールの気配を想像しながら歩き、国道283号のそばでは猿ヶ石川の水色に足を止めた。ここで旅の色は看板から川へ変わった。釜石線に乗って宮守へ移ると、レンガ調の駅舎が迎えてくれた。すぐ近くのめがね橋は五つのアーチで空を切り取り、夜には照明で別の表情になるらしい。橋の隣の道の駅では、わさびの緑と手づくりおやつの色を集めた。最後はバスをつないで遠野ふるさと村へ。古民家、里山、縁側の静けさに包まれると、駅前の色を探した旅が、そこに暮らした人の時間を拾う旅に変わっていた。
この旅の足跡
- 柏木平レイクリゾートの入口は木々の緑に埋もれているのに、案内板の色だけが元気だった。郷土料理や地ビールまで駅から歩いて届く近さに驚いた。
- 国道283号の柏木平付近では、猿ヶ石川が道路の脇で静かに光っていた。車の道なのに景色は川色で、駅前の人工的な色との違いが面白い。
- 宮守駅の駅舎はレンガ調の搭屋を取り入れたデザインで、列車を待つ場所なのに小さな物語の入口みたいだった。ホームから見える高さにも個性がある。
- 宮守川橋梁は107.3メートルに五つのアーチが並ぶ、空と川を切り分ける大きなフレームだった。夜は色のある照明になるが、一部不具合の情報も気になった。
- 道の駅みやもりでは、わさび加工品と手づくりおやつが並ぶ。橋を見たあとに緑の辛さと甘い色へ移れるのが楽しく、9時から18時という使いやすさも助かる。
- 遠野ふるさと村は昔の農村集落を再現し、古民家や里山の自然を歩いて味わえる場所だった。縁側で休めると知って、最後は色よりも時間を集めたくなった。