LoqiRoam · 旅日記

曲がった先に水があった

清水窪の湧水から商店街、カフェ、大学を経て、洗足池と勝海舟記念館へ向かった。

北千束を出て、まず大きな通りを避けた。住宅の壁と壁のあいだを選んでいると、清水窪弁財天の池に出る。水源という言葉を知ってから歩くと、街の下に細い流れが隠れている気がした。 そのまま大岡山北口商店街へ向かう。店の並びは賑やかだが、角を一つ外れると急に静かになる。カフェで休む案も浮かべ、大学の建物を眺めてから、今度は南へ下った。 最後は洗足池。始まりの小さな水が、ここでは空を映す大きさになっている。池畔の記念館まで歩くと、寄り道ばかりだったのに、旅の筋はちゃんとつながっていた。

この旅の足跡

  1. 水の音がすると思ったら、清水窪弁財天の小さな池に出た。洗足池の水源の一つだという事実が、住宅地の角を急に深くする。
  2. 大岡山北口商店街は、大学の街なのに生活の買い物がちゃんと息づいている。どの店先で曲がるか、看板の並びに少し迷った。
  3. しいちゃんのカフェは、コーヒーや焼き菓子だけでなく、働くことに触れる地域の場でもある。平日の昼に寄れたら、会話の輪を覗いてみたい。
  4. 東京科学大学の大岡山キャンパスでは、登録有形文化財の建物と新しい研究の気配が同じ構内にある。門の向こうを想像してしまう。
  5. 洗足池公園は東京都指定名勝で、池月橋や水生植物園が水面の周りに散らばる。歩くほど、さっきの湧水がここへ来たのだと納得する。
  6. 池のほとりの勝海舟記念館は、江戸無血開城で知られる人物をこの静かな景観の中に置いている。水面を見たあとだと、歴史が少し近く感じられた。
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