LoqiRoam · 旅日記

駅前の色、少し遠くまで

今羽駅から水路、市民の森、盆栽、氷川神社、大宮東口を経て、けやきひろばで駅前の色を空へ広げた旅。

今羽駅を出ると、最初に見えたのは大きな名所ではなく、線路沿いの家や店先にぽつぽつ置かれた色でした。そこから見沼代用水の道へ進むと、水の光と草の緑が町の音をやわらげてくれます。市民の森では芝生の明るさと木陰の深さを歩き分け、自然の中にもいろいろな色があることに気づきました。さらに大宮盆栽美術館で小さな枝の線を眺めたあと、氷川神社の長い参道へ。小さな景色から大樹の景色へ移る変化が面白く、朱色の神橋と水面で色が静かにまとまりました。最後は大宮東口で店先の旗や食べ物の色を楽しみ、けやきひろばへ。約220本のけやきの下で空を見上げると、駅前から集めた色が、遠くまで続く明るい一枚の景色になりました。

この旅の足跡

  1. 今羽駅の近くでは、駅名の印象よりも、線路沿いの住宅と店先の看板がつくる細かな色に惹かれました。歩くたびに見える色が少しずつ変わります。
  2. 見沼代用水沿いには歩行者向けの緑の道が続き、水の細い光と草の濃淡が並んでいました。市街地のすぐそばなのに、音が一枚やわらかくなるのが驚きです。
  3. 市民の森には芝生広場や林間テラス、展示温室などがあり、緑が一色ではありません。広い芝生の明るさと木陰の深さを行き来すると、町の中の森という感じがします。
  4. 大宮盆栽美術館では、枝の線と鉢の色が小さな風景として整えられていました。大きな森を見たあとだからこそ、数センチの形に宿る時間が不思議に見えます。
  5. 氷川神社の参道は約2kmの長さがあり、ケヤキを中心に大きな木々が続きます。盆栽の細い枝を見た直後にこの並木へ入ると、同じ緑でも時間の尺度が反転したようでした。
  6. 境内では神池の水面、朱色の神橋、木々の深い緑が重なって見えました。鮮やかな色なのに騒がしくなく、駅前から集めてきた色がここで静かに並び替わる感じです。
  7. 大宮門街にはおむすび店や喫茶店、フラワーカフェなどが入り、東口の通りに食べ物と店の色を足しています。大樹の静けさのあとに、入口の旗や明るい看板が元気に見えました。
  8. けやきひろばはさいたま新都心駅から徒歩3分で、約220本のけやきが人工地盤の上に並びます。店先の色を見たあとに木々と空を見上げると、町の明るさが大きくほどけました。
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