LoqiRoam · 旅日記
鬼怒川、曲がるたびに景色が変わる
閉館情報をきっかけに、橋・カフェ・高所・渓谷・異国風の展示をつなぐ寄り道の旅。
鬼怒川公園から始めた旅は、いきなり予定を外された。岩風呂が閉館していると知り、空いた時間を埋めるように川の方へ進む。滝見橋では、橋の揺れよりも谷へ張り出す木々の密度に足を止めた。温泉街へ戻り、駅近くのPaintoEで一度歩幅をほどく。そこからロープウェイに乗ると、今度は猿たちに見下ろされているような気分になる。最後は龍王峡の岩と水へ降り、さらに東武ワールドスクウェアで縮尺の違う世界へ寄り道した。自然の偶然と人の作った路地を行ったり来たりしているうちに、最初の曲がり角さえ少し遠く感じられた。
この旅の足跡
- 鬼怒川公園を出ると、かつての岩風呂は閉館していた。予定外の空白ができたので、まずは川の音が近い方へ歩き出す。
- 滝見橋は温泉街の北にある昔ながらのつり橋。揺れより、木々が谷へせり出して視界を細くする感じが印象に残る。
- PaintoEは鬼怒川温泉駅から歩けるギャラリーカフェ。展示を見るつもりが、先に窓辺の飲み物で歩幅がゆるみそうだ。
- ロープウェイの山頂駅には約20匹のタイワンザルがいるという。温泉街を見下ろすつもりが、視線を奪われるのは猿の方かもしれない。
- 龍王峡は鬼怒川が岩を削った約3キロの渓谷で、龍王峡駅からむささび橋を巡る道がある。人工の案内より水音を追いたい。
- 東武ワールドスクウェアでは、エジプトやアジア、日本の展示ゾーンを一つの園内で横切れる。最後の曲がり角だけ、縮尺を間違えてみる。