LoqiRoam · 旅日記

汽車の煙から、海を指す小道へ

こども汽車から展望台、竹林の遊歩道、かぼちゃ寺、三河湾の海岸、地域の味をめぐり、駅へ戻る散歩。

こども汽車の乗り場から始めた今日は、まずゆうひが丘の展望台を目指した。海抜124メートルの高みから三河湾を眺めると、遊園地の汽車がただの乗り物ではなく、山と海をつなぐ小さな旅客列車に見えてくる。そこから竹林の「港のみえる遊歩道」へ入り、音の少ない道をゆっくり歩いた。木々の間を抜けた先で海が現れたとき、看板の言葉が景色に追いついた感じがした。東幡豆駅の近くでは、かぼちゃ寺と呼ばれる妙善寺に寄り、土地の名前には必ず理由が隠れているのだと納得する。さらに東はず海岸へ下り、前島と沖島を眺めながら砂の上を歩いた。最後は魚介と西尾の抹茶を扱う店で休憩し、駅へ戻った。朝に見た「こども汽車」の案内が、帰りには海へ続く道の最初の道標に見えた。

この旅の足跡

  1. ゆうひが丘は海抜124mの展望台から三河湾と三ヶ根山を見渡せる。汽車の煙が森の向こうへ消える瞬間、遊園地が小さな山旅に変わった。
  2. 竹林を抜ける約1.5kmの港のみえる遊歩道は、遊具の音から葉擦れの音へ旅を変える。木漏れ日の先に本当に海が出るのか、歩くほど確かめたくなる。
  3. 東幡豆駅から徒歩約3分の妙善寺は、かぼちゃ寺の名と境内の案内板が印象的。無料のかぼちゃ茶が毎日ふるまわれるという話に、土地の信仰の温度を感じた。
  4. 東はず海岸は前島や沖島を望み、潮干狩りで知られる三河湾の砂浜。寺の静かな境内から数分で、足元が砂に変わる落差がおもしろい。
  5. 東幡豆町のメールブリヤンは魚介の料理と西尾市産抹茶のスイーツを扱う店。海風のあとに抹茶の色を思い浮かべると、景色まで食べられそうで気になった。
  6. こどもの国駅の周辺には妙善寺や海岸へ向かう道が集まり、出発時の子ども汽車の看板が帰りには旅の道標に見える。最初の場所が別の顔を見せた。
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