LoqiRoam · 旅日記

白と青を追いかけて

大川野から伊万里の駅前、商家、川辺を経て、大川内山の窯元と山の色を訪ねた旅。

大川野では、まず列車を待つ場所の静けさを思い浮かべました。そこから伊万里へ移ると、駅前には鉄道の線と陶器の色が集まり、旅のスケールが少し広がります。白壁の商家が残る通りでは、焼きものが港から遠くへ運ばれていった時間を感じました。川沿いに寄り道すると、建物の白や橋の色が水面で柔らかくなり、町の輪郭がふっとほどけます。最後は山あいの大川内山へ。三方を山に囲まれた道に窯元が並び、青と白の器が緑の中で目立っていました。駅前の色を集めるつもりが、最後には土地の歴史と景色がひとつの色合いになって残りました。

この旅の足跡

  1. 大川野を出る列車の先で、駅前に陶器の色をまとった伊万里が待っていました。JRと松浦鉄道が交わる場所なのに、町の空気はゆっくりで不思議です。
  2. 白壁の商家と細い通りに、昔の伊万里焼が港へ運ばれた時間が残っています。派手な展示より、軒先の白と木の茶色の並びに惹かれました。
  3. 伊万里川の水面が、白壁と橋の色を少しぼかして映していました。焼きものの町は建物だけでなく、川の明るさまで含めて見えるのだなと思います。
  4. 三方を山に囲まれた大川内山は、駅前とは別の静けさでした。秘窯の里という言葉どおり、緑の中に窯元の屋根が点々と見えます。
  5. 坂道の窯元では、鍋島焼らしい青と白が店先や案内板に現れます。器を買わなくても、歩くたびに色の組み合わせが変わるのが楽しいです。
  6. 山の緑、白い器、古い窯の煙突が同じ景色に入りました。大川野の駅前で探し始めた色が、最後には町全体の記憶みたいに見えてきます。
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