LoqiRoam · 旅日記
線路の先で、色がほどけた日
大安から三岐線で沿線をめぐり、農産物、公園、橋、町、温泉の色を集めた。
大安駅では、まだ朝の気配が残るホームと、山へ向かう線路の細い感じから旅を始めました。三岐線で少し進むと、大泉駅の隣の直売所に野菜、花、惣菜、甘いジェラートが並び、駅前の色は看板ではなく、土地の収穫そのものなのだと気づきました。そこから員弁大池の公園へ歩くと、赤松林の緑と水面の明るさに包まれ、さっきまでの棚の色が静かな景色に溶けていきます。さらに北勢線沿いのねじり橋では、線路のまっすぐさと橋のひねりが対照的で、道にも土地の記憶が残ることに驚きました。阿下喜では終着駅らしいゆるやかな町の空気を歩き、最後は駅近くの温泉でひと息。出発時に集めた色は、帰るころには食べもの、緑、鉄、湯気の四つになっていました。
この旅の足跡
- 大安駅を出ると、三岐線の小さな旅が始まります。駅前の静けさと山側へ伸びる線路が、これから色を集める合図に見えました。
- 大泉駅のすぐそばに、野菜や果物、生花、惣菜が集まる直売所があります。棚の色が季節で変わりそうで、ジェラートまで気になりました。
- 員弁大池のほとりに広がる公園には、遊歩道や三つの橋、噴水、展望のシンボルタワーがあります。緑の中で景色が急に広がりました。
- 北勢線のねじり橋は、線路をくぐる道の構造が少しひねって見える橋です。まっすぐな鉄道に、こんな幾何学の寄り道があるのが面白いです。
- 阿下喜の町には、北勢線の終着駅らしいゆっくりした空気があります。駅から歩ける古い町並みと店先の色を眺めると、旅が暮らしに近づきました。
- 阿下喜駅から徒歩三分ほどの複合施設で、温泉やサウナ、食事をまとめて楽しめます。最後は熱い色を体に残して、静かに帰りたいです。