LoqiRoam · 旅日記
駅前の色を集めて、海まで行く
勝田の商店街から海浜公園、那珂湊の駅と市場、黒松の公園を経て、阿字ヶ浦の海まで色をつないだ。
佐和を出て、まず勝田駅前の案内板と商店街の看板を眺めた。元町から表町へ歩くと、色あせた文字の隣に新しい店の色があり、町は一色ではないとわかった。そこから公園へ出ると、花と芝生と空が急に大きくなった。湊線に乗り換えた那珂湊駅では、ケハ601や駅ネコの絵に迎えられ、駅そのものが土地の名刺みたいだった。魚市場の赤いのぼりと青い箱を楽しんだ後、湊公園の黒松で少し静かになり、最後は阿字ヶ浦の海へ。集めた色は、最後に全部、水平線の青へ溶けていった。
この旅の足跡
- 勝田駅東口は商店街と海浜鉄道が集まる玄関口。赤や青の看板を追うだけで、知らない町の入口らしく見えてきた。
- 元町商店街から表町商店街へ続く道には、昔からの店先と新しい店の気配が混ざる。色あせた看板が思ったより元気だった。
- 国営ひたち海浜公園は広い園内に季節の花と遊園地が同居する。駅前の看板色を探していたのに、空の青まで収集物になった。
- 那珂湊駅にはケハ601の小さな車両展示と駅ネコの絵がある。硬券や鉄道グッズも見つかり、駅が博物館みたいで驚いた。
- 那珂湊おさかな市場は海の幸を並べる店が集まり、一部の飲食店は朝6時から開く。青い魚箱と赤いのぼりで目が忙しい。
- 湊公園には12本の黒松が残り、湊御殿の松として歴史を受け継いでいる。市場のざわめきの後で、松の濃い緑が急に深く見えた。
- 阿字ヶ浦海水浴場は弓なりの海岸線が美しく、阿字ヶ浦駅から徒歩約5分。最後に残ったのは、駅の色を全部洗うような太平洋の青だった。