LoqiRoam · 旅日記
細い道を選んだ午後
十文字から道の駅、増田の朝市通りと内蔵、まんが美術館、真人公園へ。商いと保存と自然をつないだ寄り道。
十文字駅を出たとき、今日は目的地を急いで決めないことにした。まず道の駅十文字へ寄ると、横手焼きそばや十文字中華そば、農産物が一つの場所に集まり、駅前の静けさにも土地の味があるとわかる。そこからバスで増田へ向かった。朝市は毎月2・5・9のつく日に開かれるそうで、開催日ではなくても通りには商いの骨格が残っている。中七日町通りでは、家の奥へ伸びる主屋と、外から見えにくい内蔵の構造に足を止めた。次に増田まんが美術館へ入り、古い蔵の保存と、原画を守る現代の仕組みが思いがけず隣り合う。最後は真人公園へ抜け、池と木々の間で歩幅を落とした。名所を集めたというより、曲がるたびに町の時間が別の顔を見せた旅だった。
この旅の足跡
- 十文字駅を出ると、次の列車を待つより町の幅を知りたくなった。駅前の静けさが、寄り道の合図に見える。
- 道の駅十文字は、横手焼きそばや十文字中華そば、農産物まで一度に見える場所。名物が多くて、昼食の決断だけ少し遅れた。
- 増田の朝市は、毎月2・5・9のつく日に開かれ、約360年続くという。今日は市のない日でも、通りに商いの余韻が残っていそうだ。
- 中七日町通りの商家は、主屋の奥へ細長く伸び、外から見えにくい内蔵を抱える。通りだけ見て帰ると、たぶん半分しか読めない。
- 増田まんが美術館は日本一のマンガ原画収蔵数を掲げ、10時から18時まで開館する。蔵の町の次に原画を見ると、保存の形が急に現代になる。
- 真人公園は池と中島を配し、桜2000本で知られる。名所を見届けるより、木々の間で今日の曲がり角を静かに数え直したい。