LoqiRoam · 旅日記

音の余白を拾う四街道から佐倉への小旅行

四街道の街なかから公園、文化施設、カフェ、自然豊かな総合公園を経て、佐倉城址の静けさへ向かった。

四街道駅を出ると、最初に聞こえたのは列車の余韻と、交差点を渡る人の靴音だった。中央公園では遊具の気配の向こうに風が抜け、街の音が少し丸くなった。文化センターでは、943席のホールや練習用ピアノの存在を知り、聞こえない演奏を想像して立ち止まる。そこからbatonへ寄り、日替わりの煮込み料理と焼菓子で耳と身体を休ませた。午後は総合公園へ向かう。起伏のある道を下ると、小川や木道、貯水池の気配が現れ、運動施設の掛け声が遠のいていく。最後は佐倉城址公園へ。土塁と空堀のあいだを歩くと、観光地の華やかさより、風が地形に沿って変わる静けさが残った。音をたどった寄り道は、聞こえるものを増やす旅ではなく、聞こえないものに気づく旅だった。

この旅の足跡

  1. 中央公園の木立のそばで、遊具の気配と遠い車の音が重なっていた。街の真ん中なのに、風が一拍だけ長く聞こえるのはなぜだろう。
  2. 943席の大ホールと練習用ピアノのある文化センター。今日は舞台の音ではなく、閉じた扉の向こうに残る準備の気配を想像して立ち止まった。
  3. batonは日替わりの手作り煮込み料理とマフィンやスコーンが並ぶ小さな休憩所。甘い焼菓子の匂いを、街歩きの途中で音楽みたいに感じた。
  4. 坂と木道、小川と貯水池、さらに田んぼへ続く四街道総合公園。運動施設の掛け声から水辺の気配へ、同じ公園の中で音が何度も姿を変える。
  5. 佐倉城址公園では石垣よりも土塁と空堀が城の輪郭を残している。風が堀を渡るたび、見えない水の記憶まで音になったように思えた。
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