LoqiRoam · 旅日記

乗換駅の先で、三つの手触り

八草から陶磁文化、公園の森、暮らしの細部、遊び、天然温泉へ。三つの小さな手触りを集めた。

八草では、電車が交わる場所なのに、案内板の向こうに丘の緑が残っていた。まず愛知県陶磁美術館へ向かい、器や焼きものを眺める。土の表情を追っていると、瀬戸に近いこの土地が、地図ではなく手触りとして見えてきた。次は愛・地球博記念公園へ。万博という大きな記憶は、芝生と森の道の中で、今の散歩へ静かに変わっていた。サツキとメイの家では、映画の場面よりも窓辺や家具から生活の音を想像した。児童総合センターで好奇心を少し弾ませ、最後はござらっせの湯へ。旅の終わりに残ったのは、名所の名前より、土の重さ、木陰の明るさ、湯の温度だった。

この旅の足跡

  1. 八草駅は愛知環状鉄道とリニモが交わる場所。乗換駅らしい案内板の向こうに丘の緑が見えて、都市の入口というより景色の切替点に感じた。
  2. 愛知県陶磁美術館は愛知のやきものや自然を紹介する常設展示を持ち、陶芸館では作陶体験もできる。器を見ていると、瀬戸の近さが急に手触りになった。
  3. 愛・地球博記念公園には全長5.1kmのサイクリングコースがある。万博の大きな記憶が、芝生や森を歩く現在の時間にほどけていくのが意外だった。
  4. サツキとメイの家は愛・地球博記念公園内にあり、観覧には予約が関わる。映画の舞台を想像するより、窓や家具から家族の暮らしを読む時間になった。
  5. 愛知県児童総合センターは「あそび」をテーマにした県立大型児童館で、開館は9時から17時。大人も曲線的な空間を歩くと、好奇心に年齢制限はないと思えた。
  6. 長久手温泉ござらっせは地下1800mから湧く天然温泉が自慢。観光の締めというより、歩いた人が町の休憩に戻れる場所で、湯上がりの気取らなさがよかった。
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