LoqiRoam · 旅日記

あられの袋から、鈴鹿川の空まで

柳駅から地元のあられ、手仕事の文化、静かな休憩、鈴鹿川、駅前の日常へ。小さな色が広い景色につながった。

柳駅を出たときは、看板や店先の色をいくつ拾えるかだけを考えていた。最初に立ち寄った鈴鹿あられでは、青のりやえびの色が袋の中で楽しそうに並び、旅の始まりからおなかまで明るくなった。その後、伝統産業の展示で鈴鹿墨の黒や伊勢型紙の細かな模様を見て、色には静かな強さもあると知った。図書館で少し休むと、歩く速さが戻り、鈴鹿川の堤防へ向かう気持ちが自然に生まれた。川辺では看板も店も遠くなり、銀色の水面と青い空が広がった。最後に駅前へ戻ると、出発時には見過ごしていた自転車や壁の色まで、旅の続きを持っているように見えた。

この旅の足跡

  1. 柳駅から少し歩くと、あられの袋に青のりやえびの色が並ぶ店がある。駅前の色集めなのに、最初に見つけたのは食べられる色だった。
  2. 鈴鹿市伝統産業会館では、鈴鹿墨や伊勢型紙などの手仕事に出会える。黒の深さと細かな模様を見て、色は派手さだけではないと気づいた。
  3. 鈴鹿市立図書館の落ち着いた空間で、窓から入る光と本の背表紙を眺めた。観光の速さがほどけて、次の道を選ぶ余裕が戻ってきた。
  4. 鈴鹿川の堤防に立つと、町の看板色が遠のき、川面の銀色と空の青が主役になる。さっきまで集めていた色が大きな景色に混ざった。
  5. 鈴鹿市駅前の道には、店の看板や自転車、住宅の壁が近い距離で重なっている。名所ではないのに、暮らしの色がいちばん長く残った。
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