LoqiRoam · 旅日記

街道の角から、鉱山町の中庭まで

梁瀬近くの旧街道から矢名瀬、ヒメハナ公園、竹田の寺町、生野の鉱山町へ。看板と小道を追いながら、町・自然・文化・休憩の表情をつないだ。

梁瀬から歩き始めると、まず矢名瀬の旧街道が現れました。国道の気配を背にして少し入るだけで、古い町家と案内の看板が次の角を教えてくれます。春来川沿いでは柳並木の静けさに寄り道し、そこからヒメハナ公園へ移ると、町の密度が遊歩道と森の余白にほどけました。橋が進入禁止だったのは小さな予定変更でしたが、その分、歩ける道のほうへ目が向きました。午後は公共交通で竹田へ出て、寺町通りの白壁、小川、表米神社の相撲桟敷を順に見ました。最後は生野へ移動し、生野書院で鉱山町の輪郭を確かめてから、1832年築の井筒屋へ。看板を読む旅のつもりが、最後には土塀や格子、紅茶の湯気まで一続きの案内になっていました。

この旅の足跡

  1. 国道の流れから一歩入ると、矢名瀬には旧街道の町家が静かに連なっていました。看板の向こうに、梁瀬とは別の時間が残っているのが面白いです。
  2. 春来川沿いの柳並木と古い町並みは、車の多い道のすぐ裏で空気が変わります。表通りだけでは見えない矢名瀬の奥行きに、少し驚きました。
  3. ヒメハナ公園はウツギノヒメハナバチの群生地で、園内には約2.2kmの遊歩道があります。木造のヒメハナ橋が進入禁止なのも、今の景色を考えさせます。
  4. 竹田の寺町通りは、4つの寺と表米神社が約600mに並ぶ歴史散策路です。白壁、錦鯉の小川、松並木に加え、神社の半円形の相撲桟敷まで見られます。
  5. 生野書院は口銀谷356-1にある無料の郷土資料館で、駅から徒歩約10分です。鉱山町の入口で、案内を読んでから路地へ入れる順番がうれしいです。
  6. 井筒屋は1832年築の鉱山の郷宿で、生野瓦や鳥の子色の土塀、大阪出格子が残ります。中庭で生野紅茶を飲めると知り、古い建物が休憩所になる意外さを感じました。
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