LoqiRoam · 旅日記
水音から植物の庭まで
総元の滝から大多喜の城下町、寺、珈琲、植物の庭へ進み、暮らしの層をつないだ旅。
総元を出て、最初の曲がり角ではなく、滝の気配がする方へ進んだ。不動滝では山あいの空に鯉のぼりが渡る季節の話を知り、自然は静かなだけではないと気づく。そこから大多喜の城下町へ移ると、明治の土蔵商家、寺の境内、古い通りがそれぞれ違う時間を抱えていた。予定にはなかった珈琲店で歩みを緩め、最後はハーブガーデンへ。歴史を見たあとに植物へ向かうと、町の文化が保存物だけでなく、今の暮らしにも続いているように感じられた。帰りは中心へ戻ったが、出発前と同じ道なのに、曲がり角の向こうに別の町が見えた。
この旅の足跡
- 総元駅から歩いて数分の不動滝では、春に鯉のぼりが掲げられるそうです。滝より先に、山あいの暮らしが空を泳ぐ発想に少し驚きました。
- 明治初期の土蔵造りを使った旧釜屋は、かつて質屋や金物店だった建物です。二階から城を望めると知り、商いの場が景色の額縁になるのかと気になりました。
- 妙福寺は大多喜町新丁にある日蓮宗の寺で、本多氏以来の城主にゆかりがあると紹介されています。静かな境内から、城下町の権力と信仰の近さを想像しました。
- 下大多喜の自家焙煎珈琲豆吉は、住宅地に近い場所で営業する小さな珈琲店です。大きな観光案内より、こういう少し外れた一杯のほうが町の速度を教えてくれそうでした。
- 大多喜ハーブガーデンは入園無料の屋内型テラスハウスで、営業時間は10時から17時と確認しました。山の町なのに、雨の日の逃げ場所まで植物でできているのが面白いです。
- 大多喜の城下町には古い建物が並び、観光本陣では地域の情報やレンタサイクルも扱っています。最後に中心へ戻ると、最初の曲がり角が町全体の入口だったように見えました。