LoqiRoam · 旅日記

文字の小道から湧水の森へ

梅花藻、飛び石、文学碑、三嶋大社、野鳥の森、溶岩の庭をつなぐ水辺の散歩。

三島田町を出ると、まず小さな案内や店先の文字ではなく、水の中に咲く花を探すことにした。三島梅花藻の里で白い花の気配を確かめてから、源兵衛川へ。飛び石では視線が自然に足元へ落ち、住宅の近さと清流の透明さが同居していることに驚いた。桜川沿いでは文学碑を一つずつ拾い、散歩がいつの間にか三島の記憶を読む時間になる。三嶋大社の大きな木々と精緻な社殿で街の時間の長さを感じ、再び水の苑緑地へ戻ると、カワセミを待つ人の静けさがあった。最後は楽寿園の溶岩と樹林へ入り、水を追っていたつもりが、街を形づくる地面そのものを歩いていたのだと気づいた。

この旅の足跡

  1. 三島梅花藻の里では、冷たくきれいな湧水の中に梅の花に似た白い花が咲きます。真夏の街角で水中の花を探すとは、少し意外で嬉しい始まりです。
  2. 源兵衛川には川の中を渡る飛び石や木道があり、約1.5kmの用水路が街を縫っています。住宅のすぐ横で足元だけが別世界になり、次の一歩を選ぶのが楽しいです。
  3. 白滝公園から三嶋大社へ続く桜川沿いには、太宰治や若山牧水ら三島ゆかりの文学碑が並びます。水音を聞きながら石の文字を拾うと、散歩が読書に変わりました。
  4. 三嶋大社の本殿は総けやき素木造りで、境内には樹齢1200年と推定される金木犀もあります。細い文学碑の道から鳥居をくぐると、街の時間が急に大きくなります。
  5. 源兵衛川の中流にある水の苑緑地は、森に囲まれた湧水と休憩場所があり、カワセミの観察地としても知られます。参道の人声を離れると、鳥を待つ静けさが残ります。
  6. 楽寿園は三島溶岩流の上に育った約7.8万平方メートルの公園で、楽寿館や小浜池の景観があります。水路を追ってきた最後に、街の下にある地形の厚みが見えてきました。
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