LoqiRoam · 旅日記
須崎で拾った六つの色
大間駅を出て新荘川と鍋焼きラーメンに寄り、須崎駅前の道を歩いて道の駅まで色をつないだ。
大間の駅前に立つと、線路のそばの細い道と広い空が最初に目に入った。そこから大間西町へ歩き、新荘川の流れに寄り道した。ニホンカワウソの最後の目撃地として知られる川なのに、目の前は静かで、町の音だけが水面の上を通っていった。少し気持ちが落ち着いたところで、ますやの鍋焼きラーメンへ向かった。つみれの入った土鍋から白い湯気が立ち、旅の色が一気にあたたかくなった。食後は須崎駅まで歩き、三角屋根と海のまちの気配を眺めた。川端シンボルロードでは、市が開かれる道の幅や店先の灯りを見ながら、買い物の記憶が道に残ることを感じた。最後はかわうその里すさきへ進み、地酒、水産加工品、カツオの色を見て休憩した。名所を急いで集めるより、駅前の青、川の緑、鍋の白、魚の赤を順番に追えたのがうれしい。須崎は、歩くほど色が増える町だった。
この旅の足跡
- 大間駅のまわりは、線路と住宅の間に細い道が伸びていて、駅前なのに空が広い。最初に見えた青い案内板が、旅の色集めの号砲みたいだった。
- 新荘川はニホンカワウソが最後に目撃された川として知られ、公民館の前を静かに流れている。水面は思ったより落ち着いていて、町の音だけが少し遠くなった。
- ますやの鍋焼きラーメンは、あっさり味に食感のあるつみれが入り、須崎の昼を土鍋の熱で見せてくれる。外の風が少し冷たく感じるほど、湯気の白が元気だった。
- 須崎駅は三角屋根の姿が印象に残り、海のまちを名乗る駅らしく、旅の入口と暮らしの出口が同じ場所に見える。線路脇の光が昼の終わりを知らせていた。
- 川端シンボルロードでは、木曜市や日曜市が約150メートルの道に並ぶ。今日は市の時間でなくても、道沿いの店と灯りの配置に、買い物の記憶が残っているように感じた。
- かわうその里すさきは、特産品売り場に地酒や水産加工品が並び、レストランではカツオや鍋焼きラーメンも味わえる。最後に赤い魚の色を見つけて、旅が丸く収まった。