LoqiRoam · 旅日記
小さな駅から、宮川の色へ
阿曽の温泉から滝原宮、道の駅、ダム湖、茶のカフェを経て、大杉谷の入口で宮川の緑を見送った。
阿曽駅を出ると、最初に見つけたのは派手な観光地ではなく、旧小学校の校舎を使った阿曽湯の里でした。温泉の湯気、食堂の気配、直売所の野菜。旅の始まりから、町の暮らしがそのまま色になっていました。そこから滝原宮へ向かい、川沿いの杉の参道で緑を一色ずつ拾います。道の駅では椎茸や大台茶が並び、森の色が食卓へ運ばれていることに気づきました。三瀬谷ダム湖では水面の青緑が一気に広がり、町のスケールが変わります。途中でお茶のカフェに寄り、最後は大杉谷の入口へ。七つの滝と吊り橋が続く奥深い場所ですが、今日は無理をせず、山へ消える宮川の緑を眺めて終わりました。駅前から始めた色集めが、湯気、杉、茶、湖、峡谷へゆっくり広がった一日です。
この旅の足跡
- 阿曽湯の里は、旧小学校の校舎に温泉・食堂・直売所が同居しています。黒板の記憶と湯気が同じ建物にあるのが、なんだか素敵です。
- 滝原宮へ続く参道は、頓登川に沿って杉の木立が約500メートル続きます。駅前の小さな色から、急に深い緑へ入る感じがしました。
- 道の駅奥伊勢おおだいには、採れたて野菜や椎茸、大台茶が並び、食堂もあります。棚の緑と茶色を見て、町の色は食べものにも宿ると気づきました。
- 三瀬谷ダム湖は、宮川の流れをたたえたエメラルドグリーンの水面が特徴です。道の駅のにぎわいのあとに見ると、同じ町の青が急に大きくなります。
- kikicha cafeは大台町栃原で、有機栽培にこだわる製茶や農業の人たちが開いたカフェです。お茶の色を、飲むだけでなく土地の話として味わえそうです。
- 大杉谷は七つの滝と11本の吊り橋が続く深い峡谷です。今回は無理に登山を進めず登山口周辺で止まり、宮川の緑が奥へ消えていく様子を終着にしました。