LoqiRoam · 旅日記

鬼コの背中から、川のひらけへ

鬼コのいる神社、城跡の案内、郊外カフェ、公園、水辺をつなぎ、石川の小道から平川の開けた景色へ歩いた。

石川プール前を出ると、まずは交通の気配が残る道から、りんご畑に囲まれた丘へ向かった。石川八幡宮では鳥居の上の鬼コを正面から見上げ、裏側へ回って丸い背中まで確かめた。守り神なのに、後ろ姿には少し親しみがある。その後、古い地名と城跡を伝える案内を探しながら小道を進み、道の細さが土地の記憶を残しているように感じた。BORU-NO CAFEで岩木山の見える郊外の余白に腰を下ろすと、歩くことと眺めることの境目がほどけた。後半は大仏公園の斜面とあじさいの気配へ移り、最後は平川沿いで空が大きく開いた。看板を読む旅のつもりが、最後には看板のない景色まで読みたくなる散歩になった。

この旅の足跡

  1. 赤い体と緑の瞳をした鬼コが、りんご畑の丘の鳥居に座っている。裏へ回ると表情が消え、丸い背中だけになるのが不思議だ。
  2. りんご畑に囲まれた道の先で、石川の古い地名を伝える案内を見つけた。車道の大きさより、脇道に残る地形のほうが城跡を想像させる。
  3. BORU-NO CAFEは石川字春仕内にあり、10時から17時まで営業し水曜休み。郊外らしい余白と岩木山を望む店内で、甘いものの名前まで景色に見えた。
  4. 大仏公園は石川の斜面にあり、あじさいを眺めながら園内を歩ける。木々の向こうに住宅と山が重なり、名前の大きさより静かな起伏が印象に残る。
  5. 平川河川公園へ近づくと、建物の密度がほどけて空が広くなる。水の流れは派手ではないのに、丘と看板を見てきた目をゆっくり遠くへ戻してくれた。
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