LoqiRoam · 旅日記

川音から古墳の静けさへ

新守山からカフェ、矢田川、地域の舞台、志段味古墳群、龍泉寺へ進み、街の反響を古い地形の静けさへつないだ。

新守山では、出発の列車音をすぐに追いかけず、永森町の小さなカフェでコーヒーの香りに歩幅を合わせた。そこから矢田川橋緑地へ出ると、橋を渡る車の音が水辺で少し丸くなり、街は一枚の平面ではなく、反響の重なりとして見えてきた。小幡では地域の舞台を思い浮かべ、声が集まる場所から上志段味へ公共交通で移動した。白鳥塚古墳の白い石英と雑木林は、音を足すのではなく、音のない時間を長くする。最後の龍泉寺では仁王門と山際の空気に立ち、朝のカップから古い地形まで、寄り道が静かに一本の道になっていた。旅の終わりに聞こえたのは、遠い車の音と、自分の足音だけだった。

この旅の足跡

  1. 永森町のCAFE BOWLは、挽きたてのコーヒーと名物あんかけパスタを掲げ、14時半まで営業している。朝の店内で、旅の音量が少し下がる気がした。
  2. 矢田川橋緑地は鳥羽見一丁目から市場・新守山にも広がる緑地。橋の下では車の響きが水面にほどけ、地図上の緑よりずっと動きのある場所に見えた。
  3. 守山文化小劇場はアクロス小幡の3階にあり、催し物や合唱団の活動を受け止める地域の舞台。客席の外にも、始まる前のざわめきが想像できた。
  4. 白鳥塚古墳は志段味古墳群の一つで、墳丘には白い石英が見える。雑木林の階段を上ると、都市の音が遠のく疑問が残った。
  5. 龍泉寺は仁王門と本堂を持つ尾張四観音の一つで、宝物館は日曜・祝日の9時から15時。山際では、音より先に空気の厚みを感じた。
  6. 竜泉寺の山裾から振り返ると、川沿いの平地と住宅地が一続きに見える。朝のコーヒーからここまで、聞こえないものも旅の手がかりだった。
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