LoqiRoam · 旅日記

駅前の色は、町の奥まで続いていた

上郷駅から生活の道、公園、食、文化資料館、新山口駅、夕方の通りへ進み、駅前の色を町の記憶と暮らしの中で集めた。

上郷駅を出たときは、看板や駅舎の色を集めるつもりだった。最初に踏切と通学路の気配を見て、旅の入口は観光地ではなく、誰かが毎日通る道なのだと思った。新町西児童遊園では遊具の色と住宅地の緑が並び、次に食の店へ寄ると、静かな緑が湯気や器の暖色へ変わった。小郡文化資料館では種田山頭火や小郡の歴史に触れ、さっきまで見ていた町の色にも長い時間が重なっているように感じた。そこから新山口駅へ進むと、土産物、飲食店、休憩スペース、人の流れが一気に増えた。最後は駅前の通りを少し離れて歩き、夕方の光で壁や看板の輪郭がやわらかくなるのを見た。駅前だけを見に来たのに、暮らし、記憶、食、移動の色まで集まっていた。

この旅の足跡

  1. 踏切の細い線と駅舎の落ち着いた色が、朝の道にすっと伸びていた。通学路として使われる道だと知り、旅の入口が観光地ではなく生活の途中にあることに気づいた。
  2. 新町西児童遊園は小郡上郷にある身近な公園で、すべり台や鉄棒、ブランコが並ぶ。派手な名所ではないのに、遊具の色と住宅地の緑が明るく、町の体温が見えた。
  3. どんどん小郡店は小郡上郷1740番地の1にあり、山口らしい食の気配を感じられる店として候補にした。明るい店内を想像すると、歩いてきた緑の色までお腹がすく。
  4. 小郡文化資料館では種田山頭火や小郡地区の歴史・文化資料を展示している。白い展示室に土地の記憶が重なり、駅前で拾った色にも前の時代があるのかと考えた。
  5. 新山口駅は駅舎や北口駅前広場が整えられ、構内には土産店、飲食店、コンビニ、休憩スペースがある。旅の色と暮らしの色が一番にぎやかに混ざる場所だった。
  6. 小郡の通りを駅から少し離れて歩くと、看板や壁の色が夕方の光でやわらかく変わった。戻るだけの終着にせず、最後に町の余白を残したら、旅が小さく長く続いた。
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