LoqiRoam · 旅日記

山麓で拾った三つの気配

畑の小店、季節の直売所、山へ続く祈りをつないだ山麓の旅。

高岩を出て、まずは畑の中にぽつんと現れる小さな店を目指した。道の広さに比べて店の入口が控えめで、旅は名所の看板より先に、土地の暮らしの気配を拾うものらしい。そこから八ヶ岳自然文化園へ進むと、昼の森と夜の星空が同じ場所に重なっていた。直売所では旬の野菜が棚いっぱいに並び、山の景色が食卓へ運ばれていることを実感する。後半は尖石縄文考古館で遠い手仕事に出会い、最後は諏訪大社上社本宮へ。山を拝む視線の先で、最初に見た畑も森も、ただの背景ではなかったと気づいた。小さな店、季節の棚、山へ続く祈り。その三つが、軽い寄り道を一つの旅にしてくれた。

この旅の足跡

  1. セロリ畑の中に小さなお店がぽつんと見える。畑の広さに対して入口が驚くほど控えめで、何を見つけられるか少し楽しみだ。
  2. 八ヶ岳自然文化園は自然の中に蝶や昆虫の標本展示があり、夜は星空観望会も開かれる。昼の森が、夜には別の顔になるのが面白い。
  3. たてしな自由農園原村店には、生産者が育てた旬の野菜や果物が集まる。旅先で景色を買うように、棚の季節を眺めてみたい。
  4. 尖石縄文考古館は午前9時から開き、縄文のビーナスや仮面の女神につながる資料を見られる。山の静けさの中に、遠い手仕事が残っている。
  5. 諏訪大社上社本宮は本殿を置かず、上社では神体山を拝む独特の構えを持つ。建物の外へ信仰が続いていく感じがした。
  6. 境内を歩くと、社殿の形だけでなく山側へ向く視線が印象に残る。調べていた旅が、最後に大きな景色へ開いた。
地図と足跡で読む