LoqiRoam · 旅日記

いわき、角を曲がって湯けむりへ

平の公園と美術館から湯本へ移り、足湯、高台、森へと街の表情を変えた。

いわき駅を出て、まず平中央公園の縁を歩いた。駅から近いのに、新川と桜の余白があり、街の音が少し遠のく。そこから美術館へ向かい、作品を見るだけでなく、野外彫刻を探して市街地を歩ける仕掛けに惹かれた。アリオスのCAFEでは川辺へ持ち出せる甘いものを眺め、ここで旅を平の中心だけに閉じないことにした。電車で湯本へ移ると、鶴のあし湯広場の硫黄の匂いが、地図より先に温泉街を教えてくれる。御幸山公園へ上がると、さっきの細道が屋根の向こうにほどけ、最後は21世紀の森公園へ。名所を順番に集めたというより、街、文化、湯、見晴らし、森の順に、足の気分で景色を変えていった一日だった。

この旅の足跡

  1. 平中央公園はアリオスに隣接する街なかの広場。駅から歩ける距離なのに、桜の輪と新川の気配で急に呼吸がゆるむ。まずは大通りではなく、公園の縁を選んだ。
  2. いわき市立美術館は平地区の中心にあり、企画展だけでなく市街地の野外彫刻を探す「てくてく彫刻マップ」もある。館内で終わらず、街そのものが展示の続きに見えた。
  3. アリオスのCAFEは新川のほとりや平中央公園で過ごすためのサンドイッチ、スイーツ、ドリンクを用意している。劇場なのに、休憩の場所として街へ開いている感じが面白い。
  4. 湯本の鶴のあし湯広場には、硫黄の香りがする源泉掛け流しのあつ湯とぬる湯、手湯、ペットの足湯まである。駅から歩いて約5分で、街の温泉が足元から始まった。
  5. 御幸山公園は湯本駅前の高台で、湯本の街並みを一望できる。約300本のソメイヨシノで知られる場所だが、今日は桜より先に、さっき足湯へ向かった細い道を上から探したい。
  6. 21世紀の森公園は89.2ヘクタールの総合公園で、湯本駅から車で約5分。競技場だけの場所かと思ったら、花の谷や散歩の余白もあり、温泉街の終点を森側へずらせる。
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