LoqiRoam · 旅日記

看板の文字から山の稜線まで

会津高田から旧宿場町、伊佐須美神社、高田梅漬、会津本郷焼、宮川河川敷をつないだ軽やかな発見の旅。

会津高田駅に降りたとき、只見線の余韻と駅前の静けさがまず残った。そこから国道401号沿いを歩くと、旧宿場町の記憶を感じさせる建物と今の暮らしが隣り合っていた。伊佐須美神社では、会津の古い由緒を知るほどに、説明より木立の余白が心に残った。町へ戻って高田梅漬の店をのぞくと、梅や柿、郷土の小さな贈り物が並び、旅が急に生活の近くなる。本郷地域へ足を延ばして会津本郷陶磁器会館を訪ねると、十二の窯元の器がそれぞれ違う土の表情を見せてくれた。最後は宮川の河川敷へ戻り、山と町を眺める。静けさ、味、手触り。三つの小さな発見が、午後の道を一本につないでくれた。

この旅の足跡

  1. 会津高田駅を出ると、只見線の静けさと国道401号沿いの町の気配が同居している。駅だけで終わらない旅になりそうで、少し嬉しい。
  2. 旧高田の大通りには、かつての宿場町らしい街なみの記憶が残る。新しい店と古い建物が隣り合い、町がまだ途中にいる感じが面白い。
  3. 伊佐須美神社は会津の地名発祥にも関わる由緒を持ち、境内は自由に歩ける。大きな歴史を背負う場所なのに、木立の静けさがいちばん印象に残った。
  4. 高田梅漬を扱う店を探すと、梅だけでなく会津みしらず柿や起き上がり小法師にも出会える。名物の棚が、土地の季節と手土産を一緒に見せてくれた。
  5. 会津本郷陶磁器会館では12の窯元の器を一堂に見られ、9時から17時まで開いている。土の表情が一つずつ違い、工芸品と生活道具の境目が楽しい。
  6. 宮川の千本桜は伊佐須美神社のそばの河川敷にあり、せせらぎ緑地公園では散策や弁当も楽しめる。花の季節でなくても、山と町の距離がよく見えそうだ。
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