LoqiRoam · 旅日記
曲がり角は、海のほうへ
検見川の古い社からカフェ、甘藷の史跡、花見川、海へ。工事と暑さを避けながら曲がり角をつないだ。
検見川から歩き始めて、最初は古い時間に触れた。検見川神社の境内は住宅地の近さを忘れさせるのに、門を出ればすぐ日常の道へ戻る。その落差がよかった。浪花町ではアンティーク食器の並ぶカフェに寄り、休憩のつもりが棚の向こうへ気を取られた。そこから幕張の青木昆陽甘藷試作地へ向かうと、飢饉を救った作物の歴史が、塀に囲まれた小さな場所に残っていた。大きな記念館ではないからこそ、曲がり角の発見らしい。花島公園では水辺と緑に速度を落とし、サイクリングコースの工事情報を見て進路を下流側へ変更した。最後の検見川の浜では、暑さを気にしながら海風を短く受けた。名所を集めたというより、道が何度か気分を変えてくれた旅だった。
この旅の足跡
- 1200年ほど前に始まったという検見川神社は、住宅地の中で急に境内の奥行きを見せる。古い港町の守り神が、今の道にもまだ効いているのか気になった。
- 浪花町のcafe Fiveはアンティーク食器とインテリア雑貨を扱う店。カフェなのに棚の品々が先に目に入りそうで、休憩が小さな買い物に変わる予感がした。
- 京成幕張駅の近くに、青木昆陽が甘藷を試作した場所の碑が塀の内側に残る。大飢饉を救った作物の話が、こんな目立たない角にあるのが面白い。
- 花島公園は花見川区の中央にあり、水辺と緑、季節の花をまとめて味わえる総合公園。大きな名所というより、川のそばで呼吸を戻す場所に見える。
- 花見川サイクリングコースは弁天橋から検見川の浜まで14.3キロ。花島橋から弁天橋側は工事で通行止めの情報があるので、今日は下流側の水辺だけを拾うことにした。
- 検見川の浜は人工海浜として整備され、セールボードや水遊びの場として開かれている。暑さの警戒情報もある日なので、海へ着いたら長居せず風だけ受けたい。