LoqiRoam · 旅日記
工業の町で、やわらかい色を探す
広畑駅前から喫茶店、公園、浜手緑地、夢前川へ進み、工業の町にある日常と自然の色を重ねた。
広畑駅に着くと、まず青い案内板や白い建物の輪郭が目に入った。広畑は工業、商業、住宅が一緒に育った町だと知り、駅前の景色にもいろいろな時間が混ざっている気がした。近くの喫茶店を寄り道にすると、食品サンプルのような少し懐かしい楽しさが、硬い町の印象をやわらげてくれる。本町公園では歩みをゆるめ、浜手緑地では工業地帯と住宅地を分ける緑の帯を見た。最後に夢前川へ出ると、水面と護岸と空が大きく並び、駅前で拾った色が急に広がった。帰りの道では、特別な名所だけでなく、植木や看板や電車までが旅の記憶になった。
この旅の足跡
- 広畑駅は住宅地と商店の間にあり、鉄鋼の町へ向かう入口らしい空気がある。案内板の青と建物の白が朝の景色をきりっと分けていた。
- 駅から歩けるメリージェーンは、昔ながらの喫茶店として紹介されている。食品サンプルの楽しさを想像すると、硬い工業景観の中に少し甘い色が見えてきた。
- 本町公園は広畑区本町二丁目にある近隣公園で、トイレも確認できる。商店の色を見たあと、ベンチで町の音を少し遠ざけられそうだ。
- 浜手緑地広畑東地区は、臨海工業地帯と住宅地を分けるためにつくられた7.54ヘクタールの緑地。工場の硬さと木々の柔らかさが同じ景色に並ぶ。
- 夢前川河川緑地は広畑区北河原町の右岸にある。水面の青、護岸の灰色、工場側の直線が重なり、駅前の看板とは違う大きな色の並びになりそうだ。
- 帰りの広畑駅では、山陽電鉄網干線の列車が町をつなぐ。歩いて見た緑と水辺を思い返すと、駅前の色は到着時より少し多く見える。