LoqiRoam · 旅日記

大須の角には、別の時間が隠れていた

上前津から万松寺、大須観音、商店街、堀川、白川公園と美術館、矢場町の古い通りへ。賑わいと静けさの境目を角ごとに選んだ。

上前津を出て、まず人の流れから半歩だけ外れた。万松寺では商店街の真ん中に480年の寺の記憶があり、しかも本堂は地下から五階まで伸びている。大須観音では仁王門と女人梵鐘を眺め、門前町に残る古い時間へ寄り道した。商店街に入ると、通りは一本ではなく、古着、雑貨、食べ歩きが角ごとに表情を変える。少し賑わいに疲れたところで堀川へ逃げると、水運の歴史を持つ川沿いに空が広がった。白川公園と美術館では歩く速度を落とし、最後は東陽通りの古い建物へ。帰路のつもりだったのに、裏道の角がまた次の旅の入口に見えた。

この旅の足跡

  1. 万松寺は大須商店街の中にあり、織田家ゆかりの480年の寺院だ。地下を含む本堂やからくり人形まであり、古刹の姿が予想より現代的で少し戸惑う。
  2. 大須観音の仁王門は本堂への入口で、境内には女人梵鐘もある。大通りのすぐ脇なのに、門をくぐると街の音が一段遠くなった気がした。
  3. 大須商店街は複数の通りが交差し、古着や雑貨、食べ歩きの店が角ごとに顔を変える。一本の道を歩くより、迷う方がこの街らしい。
  4. 堀川は名古屋の発展を支えた水運の川で、今は沿岸に歩ける景色がある。看板の密度を抜けて水面を見ると、街が急に深呼吸した。
  5. 名古屋市美術館は白川公園内にあり、通常17時まで、金曜は20時まで開館する。緑の中の幾何学的な建物が、歩く速度まで整えてくれた。
  6. 矢場町通や東陽通りには、職住一体の古い町並みや明治期の建物が残る。大きな商業施設の近くなのに電柱と木造の気配があり、帰る角を少し迷った。
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