LoqiRoam · 旅日記
霧島で、駅前の色が山へほどけた日
霧島神宮の朱色を起点に、駅前の石蔵文化、足湯、山の公園、温泉市場、硫黄谷の湯まで色をつないだ旅。
霧島神宮の朱色から始めた旅は、森の緑に包まれた参道を抜け、駅前の石蔵へ向かって少し意外な曲がり方をしました。ギャラリーの古い灰色、カフェの落ち着いた灯り、駅前の足湯の白い湯気。待つ時間にも色があるのだと気づきました。そこからバスで神話の里公園へ移ると、山の景色が一気に開け、黒豚みそや柚子みその瓶が小さなお土産の絵具箱に見えます。温泉市場では蒸された卵の黄色と、広場の湯けむりを眺めながらひと休み。最後に硫黄谷の大きな湯へ入り、集めた色が白い湯気の中で静かに混ざりました。駅前から始めたのに、終着は山の呼吸そのものでした。
この旅の足跡
- 朱塗りの社殿へ続く道は、木々の緑の中で急に色が濃くなります。国宝の拝殿と樹齢約800年の御神木を見上げると、山の入口なのに空気まで赤く感じました。
- 駅前の石蔵がギャラリーになっていて、古い灰色の壁に新しい作品の色が浮かびます。神社の荘厳さから数分で、旅人を迎える町の表情に変わるのが面白いです。
- 待ち時間の駅に、足湯の白い湯気と石蔵カフェの静かな色が並んでいます。築100年の石蔵を使う光芒では、電車を待つ時間まで小さな旅になりそうです。
- 道の駅霧島として親しまれる公園では、リフトで高いところへ上がれます。売店には黒豚みそや柚子みそもあり、山の緑に食卓の茶色や黄色が混ざるのが楽しいです。
- 温泉市場の広場では、湯けむりの向こうで温泉卵や野菜が蒸されています。有料足湯は40〜45度の塩化物泉。白い蒸気に黄色い卵が見えて、温泉の色を初めて食べものとして感じました。
- 硫黄谷庭園大浴場は11時から17時の日帰り入浴ができます。広い湯に身を沈めると、途中まで追いかけていた赤や緑が、最後は白い湯けむりの中で静かにほどけていきました。