小さなものが旅を曲げる
馬庭を出て、古代の石碑、吉井の道、甘い休憩、芝生、山の眺望へ。小さな発見を三つ集めた。
馬庭を出て、最初に見つけたのは大きな観光地ではなく、手のひらから少しはみ出すほどの石碑だった。そこから町へ戻ると、古い道の線がカフェの甘い香りへつながった。芝生の公園で暮らしの余白を眺め、最後は山へ。城の形をした展望台から町を見下ろしたとき、今日の発見は三つではなく、石、香り、空の三方向に増えていた。小さなものほど、次の道を決めるらしい。…
この旅の足跡
- 石の小ささに驚いた。多胡碑は高さ約1.26メートルなのに、八世紀の建郡を今へ伝えている。
- 駅前を少し外れると、吉井は姫街道の記憶を残す町になる。新しい看板の間に古い道の線が見えた。
- ワッフルとコーヒーの店を見つけた。石碑の余韻のあとに甘い香りが来ると、旅が急に日常へ戻る。
- 芝生の広がる吉井中央公園で、子ども用と児童用に分かれた遊び場を見た。町の余白は案外ぜいたくだ。
- 牛伏山の展望台は城の形をしていた。山へ来たのに、最後に見つけたのは遠くの町と空を眺める小さな建物だった。