LoqiRoam · 旅日記
利府で拾った、六つの色
文化施設から高台、水辺、大屋根、古社へ、利府の新旧の色をつないだ旅。
利府駅を出ると、最初に見えたのは人が集まる新しい建物の色だった。リフノスでひと息つき、坂を上って館山公園へ向かうと、さっきまで身近だった駅前が小さくなった。町は屋根の色、道路の線、木々の緑が重なってできているらしい。珈琲館で茶色い湯気を足してから、加瀬沼公園へ移動した。水面と芝生の広さに出会うと、駅前の旅なのにずいぶん遠くへ来た気がした。さらにグランディ・21では、三日月のような大屋根が空を切っていた。最後は伊豆佐比賣神社。朱色の鳥居と古い時間の静けさに包まれて、集めた色がようやく一枚の絵になった。明るいだけではない利府の駅前色だった。
この旅の足跡
- 利府町文化交流センター・リフノスは、図書館や文化施設にカフェまで入る大きな屋根の場所。駅から歩いて、町の新しい青を見つけた。
- 館山公園は利府城跡の高台で、町並みを見渡せる場所。坂を上ると駅前の屋根が小さくなり、景色の色が一段増えた。
- 珈琲館利府店は駅から徒歩圏で、コーヒーのほか軽食やホットケーキもある店。坂のあとの茶色い一杯が、旅を落ち着かせてくれそう。
- 加瀬沼公園は沼を中心に芝生広場や桜の広場が広がり、春の花見や秋の芋煮も楽しめる。水面の灰青色が町の印象を変えた。
- キューアンドエースタジアムみやぎは三日月形の大屋根が特徴の大規模競技場。静かな公園のあとに見ると、屋根の銀色が急に未来っぽく見えた。
- 伊豆佐比賣神社は飯土井の長者に鎮座し、平安時代の記録にも名が見える式内社。最後に鳥居の朱色を見て、旅の色が静かにまとまった。