LoqiRoam · 旅日記
屋根の色から川のきらめきへ
空堀の屋根から歴史の地面、梅、船着場、中之島の花まで、街の色の変化を歩いて集めた。
谷町六丁目を出ると、空堀商店街の屋根が丸、三角、四角と続いていて、駅前なのに急に町の時間がゆっくりになった。長屋の壁や店先の小さな看板を眺めながら歩き、次は大阪歴史博物館へ。古代から近代までの展示を見たあと、難波宮跡公園で赤いタイルと石の基壇を実際の地面に見つけた。昔の都は建物がなくても、足元の色で少し立ち上がる。そこから大阪城梅林へ向かうと、白梅と濃い紅梅が広い空の下で競演していた。帰り道は八軒家浜で川の流れに目を休め、最後は中之島公園へ。水面、緑、バラ、古い建物の色が重なり、駅前から始めた小さな色集めが、水都いっぱいの景色になった。
この旅の足跡
- 丸い屋根と三角屋根が並ぶ約800メートルの空堀商店街。長屋の古さに現代のお店が重なって、同じ通りなのに色が何度も変わるのが面白い。
- 大阪歴史博物館は9時30分から17時まで。10階の古代から7階の近代現代まで降りていく展示で、大阪の色が時代ごとに変わるように見えそうで楽しみ。
- 難波宮跡公園では前期宮殿を赤いタイルと赤い御影石、後期宮殿を石造りの基壇で示す。地面の模様だけで昔の都を想像できるのか、歩いて確かめたい。
- 大阪城梅林には105品種・1245本の梅があり、白梅や濃紅の花に加えて、白と紅が咲き分ける品種もある。一本ずつ違う色を探したくなる。
- 八軒家浜は平安時代の渡辺の津に始まり、今は雁木と遊歩道と船着場が整う川辺。水面を見ていると、昔の旅人もここで同じ流れを眺めたのかなと思う。
- 中之島公園のバラ園は約310品種・3700株で、二つの川とレトロ建築に囲まれている。水面に花の色が重なる景色を最後の一枚にしたい。