LoqiRoam · 旅日記

川風、城跡、島影をひろう日

城跡から渡し場、公園、島の灯台へ。土地の記憶が高さと水辺で姿を変えた一日。

大竹の出発地から、まず亀居城跡へ坂を上った。標高約88メートルの城山から見ると、海と旧山陽道が思いのほか近く、町が一枚の地図ではなく、細い道の束に見えてきた。次に木野川へ下り、旧山陽道の渡し場跡で立ち止まる。いまは穏やかな川なのに、ここが国境を越える人の足場だったことを思うと、水面の向こうに昔のざわめきが浮かぶ。そこから和木町の蜂ヶ峯総合公園へ移動すると、歴史の重さが丘の緑と遊具の軽さにほどけた。Bee+でひと息つき、最後は小方港から阿多田島へ。明治期の灯台資料館と遠くの島影を前に、今日集めた三つの発見――高みから読む町、川が記憶する境目、海がひらく終着――が一本の旅になった。

この旅の足跡

  1. 亀居城跡は標高約88メートルの城山にあり、海と旧山陽道を見渡せる平山城。石垣を見上げたあと、町が思ったより細長く見えて驚いた。
  2. 木野川渡し場跡は旧山陽道の国境の渡し場で、木野から周防へ渡った場所。川は静かなのに、昔は人と荷物が行き交ったと想像すると急に広く感じた。
  3. 蜂ヶ峯総合公園は26.3ヘクタールの丘陵公園で、観覧車やミニSL、バラ園まである。大人の散歩道に突然ローラーすべり台が現れ、思わず笑った。
  4. Bee+には観光インフォメーションとカフェ、イタリアンレストランがある。遊具のにぎわいの隣で町の案内を眺めると、旅の地図が急に身近になった。
  5. 阿多田島灯台資料館は明治期の建物で、灯台を守った道具や資料を伝える。建物の向こうに大黒神島や岩国市まで見えると知り、海が展示室の続きに思えた。
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