LoqiRoam · 旅日記
駅前の色は、川まで続いていた
舟形駅を起点に、縄文の女神の遺跡、歴史資料、最上小国川、地元のきのこへ色をつないだ。
舟形駅に着いて最初に見たのは、列車を待つ場所でありながら町の物産にも出会える入口だった。そこから西ノ前遺跡公園へ歩くと、駅の近くに約4500年前の暮らしが重なっていることに驚いた。縄文の女神が出土した段丘を眺めたあと、歴史民俗資料館でレプリカや昔の道具を見て、色を集める旅が単なる看板探しではなくなっていった。午後は最上小国川の堤防へ向かい、水面と山の緑の中で深呼吸した。最後にマッシュルームの木の香りを思い浮かべると、舟形は土偶と川だけでなく、日々の食卓までつながっている町に見えた。駅へ戻ったとき、朝よりも町の輪郭がやさしく濃くなっていた。
この旅の足跡
- 舟形駅には観光物産センターめがみが併設されている。列車の駅なのに、入口から町の土偶の色が迎えてくれて、旅の始まりが少し明るくなった。
- 西ノ前遺跡公園は小国川左岸の河岸段丘にあり、縄文の女神が出土した場所。モニュメントを見上げると、駅から数分で4500年前へ来た感じがした。
- 舟形町歴史民俗資料館には縄文の女神のレプリカが常設展示されている。高さ45センチの土偶を想像しながら、昔の道具の小さな形にも目が止まった。
- 富長堤防沿いの最上小国川は、舟形町の桜づつみが続く川辺。山の緑と水の光が建物の色をやわらげ、歩く速度までゆっくりになった。
- マッシュルームスタンド舟形は木のぬくもりのある空間で、料理と採れたてのマッシュルームを扱う。川の町で森の香りに出会う組み合わせが面白い。
- 舟形駅へ戻るころ、駅前の土偶の色、遺跡の土の色、川の青、きのこの茶色が重なった。短い距離でも町の見え方はずいぶん増える。