LoqiRoam · 旅日記
色を拾って、庄川の水色へ
瑞龍寺の白黒から高岡の緑、砺波の花と散居村を経て、庄川の青へ色をつないだ。
林を出ると、最初に見えたのは瑞龍寺の白壁と黒い瓦でした。きちんとした線を目で追ったあと、八丁通の小さなカフェでコーヒーと和かりんの気配に寄り道。旅はそこで少し柔らかくなりました。高岡古城公園では、町の真ん中に広い緑が残り、木陰の句碑や歌碑が歩く速度を落としてくれます。そこから砺波へ移ると、四季彩館のチューリップが季節を飛び越えて咲いていました。鮮やかな花を見たあとに散居村ミュージアムを訪ねたので、屋敷林の緑や点在する家々が、ただの景色ではなく暮らしを守る仕組みに見えてきました。最後は庄川水記念公園へ。駅前で集めた看板や花の色は、庄川の青と山の薄緑にゆっくり溶けました。明るい旅のつもりが、終わりには水音を聞くための静かな旅になっていました。
この旅の足跡
- 山門から回廊まで線がきれいにそろう瑞龍寺。高岡の町を開いた前田家ゆかりの寺なのに、庭の静けさが先に届きました。灰色の瓦と白い壁の組み合わせが好きです。
- 瑞龍寺の八丁通観光駐車場にあるカフェで、コーヒーだけでなく手作りの和かりんも見つけました。黒蜜の香ばしさを想像しながら、旅の地図を眺める時間です。
- 高岡古城公園は市街地の真ん中に約21万平方メートルの緑が残る城跡です。木陰の向こうに句碑や歌碑があり、歩くたびに町の声が少しずつ現れるのが不思議でした。
- チューリップ四季彩館では、季節を待たずに花が咲き、3.7メートルの曲げガラス越しに約500本の切り花が並びます。外が盛夏でも、ここだけ春の色が続いていました。
- となみ散居村ミュージアムは、屋敷林に囲まれた家々が点在する砺波平野を、景観だけでなく歴史や民俗、古民家から見せてくれます。遠くの緑が急に生活の色になりました。
- 庄川水記念公園の先では、花壇の色よりも清流の青と山の薄緑が主役になりました。庄川の水に関わる公園や瓜裂清水の話を知ると、旅の最後に静かな色を選びたくなります。