LoqiRoam · 旅日記

三股から、道の先で三つ拾う

駅前の味から公園、窯元、花と渓流、城跡の歴史へ。三股の近さと奥行きを六つの立ち寄りでつないだ。

三股では、最初から大きな名所を目指さず、駅の隣で町の味と器を覗いた。そこから公園へ抜けると、買い物の気配が芝生と空にほどけ、旅の呼吸が少し軽くなる。県道33号のアトリエロードでは、いくつもの窯元が同じ土地の土をそれぞれの形に変えていて、道がそのまま小さな工芸巡りになった。さらに椎八重公園で花と山の広がりを想像し、季節営業のしゃくなげの森では、川のそばでヤマメや黄金イクラの話に耳を澄ます。最後は都城歴史資料館へ移動した。城跡の本丸に建つ天守風の木造建物は、さっきまでの緑の景色を歴史の側から見返させてくれる。拾ったのは、土地の味、手の仕事、そして景色の奥に続く時間だった。

この旅の足跡

  1. 三股駅の東隣にある物産館は、町内の野菜や陶器まで並ぶ小さな入口。列車の気配を聞きながら、旅の味を先に一つ拾った。
  2. 上米公園は芝生と遊具だけでなく、三股の町を見渡せる高まりがある。駅前の生活感から少し離れると、空の広さに驚いた。
  3. 県道33号沿いのアトリエロードには複数の窯元が点在し、同じ町の土から作風が分かれる。器を見比べるほど、道そのものが展示室に見えてきた。
  4. 椎八重公園は約6万本のクルメツツジと八重桜が咲く4.6ヘクタールの公園。展望台からの赤い景色を想像すると、季節を変えて再訪したくなる。
  5. しゃくなげの森は沖水川そばの大きな花の公園で、ヤマメや黄金イクラも土地の恵みとして紹介されている。イベント期間営業なのが、季節を待つ場所らしい。
  6. 都城歴史資料館は、都城跡の本丸跡に建つ天守風の木造施設。自然の音を聞いたあとに入ると、土地の記憶が急に立体的になる気がした。
地図と足跡で読む