LoqiRoam · 旅日記

線路、水辺、丘の上

新津の商店街、水辺、鉄道、丘陵、植物、美術、古代遺跡をつないだ。

新津駅の近くで昼の皿を囲み、まずは町の速度に合わせた。商店街を抜けると、新津川の水面と木製のひまわり橋が現れ、路地の奥には福耳地蔵。大きな観光地ではないのに、土地の記憶が耳元でそっと話しかけてくる。そこから新津鉄道資料館へ向かい、屋外の200系新幹線とC57蒸気機関車に出会った。鉄道の町という言葉が、展示の説明ではなく車両の大きさで腑に落ちる。午後は丘陵へ。さつき山公園の木もれ陽を歩き、植物園の水中庭園で涼み、新津美術館へ進む。最後に古津八幡山遺跡の古墳へ登ると、蒲原平野が広がった。今日集めた三つの発見は、水辺に残る信仰、町を動かした鉄道、古代から続く丘の眺め。どれも小さい入口から始まって、思ったより遠くまで連れていってくれた。

この旅の足跡

  1. 駅から七分ほどの小さな店で、昼はワンプレート、夜はワインバーになる。旅の始まりから昼夜の顔が同居していて、少し不思議だ。
  2. 新津川沿いには木製のひまわり橋があり、裏道の水辺が急にひらける。耳のご利益で知られる福耳地蔵も近く、静かな道に土地の記憶が残っている。
  3. 屋外に200系新幹線やC57蒸気機関車が並び、鉄道の仕組みだけでなく新津と鉄道の長い関係まで見えてくる。実物の大きさに少し圧倒された。
  4. さつき山公園はにいつ丘陵の斜面にあり、約5000本のサツキやツツジを迎える場所。花の季節でなくても、木もれ陽の遊歩道が次の景色を予告している。
  5. 新潟県立植物園では屋外園地を無料で歩け、観賞温室には日本や世界の水草が集まる。外の暑さから温室の水中庭園へ入る転換が面白い。
  6. 新津美術館は「花と遺跡のふるさと公園」の中にあり、絵や写真を見る前から周囲の緑が鑑賞の入口になる。再開館後の町の文化施設として訪ねたい。
  7. 古津八幡山遺跡には竪穴住居が復元され、県内最大の円墳の頂から蒲原平野を見渡せる。最後に立つと、今日の寄り道が一気に古代まで伸びた。
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