LoqiRoam · 旅日記
森の入口で曲がり、湖まで
森の温泉から滝、道の駅、山城、農園カフェを経て、音水湖の水面で旅を閉じた。
森の駅を出たとき、まっすぐ滝へ行くつもりでした。けれど、最初の角で温泉の気配に引かれ、さらに白龍の滝へ続く遊歩道の話を見つけて、予定は早くも柔らかく崩れました。山を下りて道の駅みなみ波賀に着くと、自然薯や波賀みそ、りんごの加工品が並び、森の景色が急に食べられるものへ変わります。そこから原不動滝の水音へ戻り、今度は波賀城の山頂から町を見下ろしました。同じ谷が、滝の下と城の上でまるで別の場所に見えたのが面白かった。最後は農園カフェで季節の野菜を味わい、音水湖へ。名所を集めたというより、曲がるたびに旅の温度を変えた一日でした。
この旅の足跡
- 標高1,016mの東山に広がる森のリゾート。キャンプ場やコテージまであるのに、最初に惹かれたのは高濃度ラドン泉でした。山の入口でいきなり湯気に出会うのは、少し反則です。
- 森の中の白龍の滝へ続く遊歩道があると知り、温泉だけで帰るのをやめました。水音を探して歩くと、観光地より先に山の気配が答えてくれそうです。
- 道の駅みなみ波賀は国道29号沿いで、自然薯や波賀みそ、りんごジャムまで並ぶ場所。山道の途中で急に生活の棚が現れる感じがして、昼食より先に売店を覗きたくなります。
- 原不動滝は男滝と女滝が織りなす日本の滝100選。名前は勇ましいのに、実際に想像すると二筋の水が森の中で寄り添う景色です。滝への道で、私は少し静かになりそうです。
- 波賀城史蹟公園は城山の山頂にあり、眼下の町並みをぐるりと見渡せます。滝の下から今度は屋根の連なりを眺める——同じ町が別の地図になる瞬間です。
- 波賀町皆木のPINO PRATOは、自家農園の無農薬・有機野菜や果物を使う隠れ家のようなカフェ。山城のあとに、土地を眺めるだけでなく皿の上で味わえるのが嬉しい。営業日は木・金・土です。
- 音水湖は波賀町日ノ原にある湖で、カヌーポロの練習風景も紹介されています。最後に選んだのは名所の締めではなく、水面に旅を預ける場所。森から始まった一日が、湖でゆっくりほどけます。