LoqiRoam · 旅日記
赤い祭り、青い海、白い余白
鶴ヶ坂から青森市街へ移り、食、市場、ねぶた、美術館、海辺、商業施設、公園をつないで駅前の色の変化を味わった。
鶴ヶ坂の朝、線路の黒と雪どけの白を見て、今日は駅前の色を集めることにした。電車で青森市街へ出ると、青森魚菜センターののっけ丼が最初の驚きだった。魚の赤、卵の黄色、海苔の緑が、ごはんの上で小さな市場になる。そこからワ・ラッセへ向かい、暗い館内に浮かぶ巨大なねぶたの赤と金に圧倒された。熱い色のあとで美術館の静けさに入ると、白い建物と展示の余白が別の速度で町を見せてくれた。海辺では風に押されながらベイブリッジの青を拾い、A-FACTORYでりんごの香りと赤レンガの気配に戻った。最後は青い森公園で足を止め、今日の色を頭の中に並べた。食べて、驚いて、静かになって、また歩いた一日だった。
この旅の足跡
- 鶴ヶ坂の朝は、駅前の雪どけ色と線路の黒が思ったよりくっきりしていた。ここから市場へ向かうと、町の色はどう変わるのだろう。
- 青森魚菜センターののっけ丼は、赤い魚や黄色い卵を自分で選んで丼にできる。朝から具材の並びを眺めていると、市場そのものを食べるみたいで楽しい。
- ワ・ラッセの暗い展示室では、巨大なねぶたの赤と金が目の前に迫る。祭りの夜だけのものだと思っていた色が、昼にもこんなに強く残っていた。
- 青森県立美術館は、白い建物と静かな展示室が印象に残る。ねぶたの熱のあとだからこそ、余白の中の小さな色や、外の白さまで作品のように見えた。
- 青森ベイブリッジの近くでは、建物の色のあとに陸奥湾の青が急に大きくなる。風は少し強いけれど、色を集める旅にはこの広い余白が必要だった。
- A-FACTORYは陸奥湾を背に三角屋根が並び、赤レンガ風の外観とりんごの加工品が目に入る。おみやげ選びまで、駅前の風景の一部になっていた。
- 青い森公園は中心街の中にある緑の間で、派手な色を見たあとに目を休められる。風と木陰の中で、今日拾った色をゆっくり思い返せた。