LoqiRoam · 旅日記

空の町で、矢印を曲がる

航空公園の航空景観から庭、神社、住宅地の小店、商店街、駅前の新しいにぎわいへ歩いた。

航空公園駅を出ると、ケヤキ並木とプロペラ時計が、まず大きな方向を示してくれた。けれど公園に入ると、展示機の輪郭だけでなく、芝生の広さや案内板の多さが歩く速度を決めていることに気づく。彩翔亭の庭で視線を落とし、所澤神明社では鳥居の向こうの古い時間へ寄り道した。そこからは神社めぐりの気分を少し離れ、住宅地に埋もれた喫茶店や手打ちうどん店の気配を探す。商店街では魯肉飯とガパオライスの看板に足を止め、人形のようなオブジェの意味を想像しながら一休み。最後に駅側の新しい建物へ出ると、さっきまで追っていた小さな文字が、都市の大きな案内図の一部に見えてきた。

この旅の足跡

  1. 駅前のケヤキが航空公園の入口を額縁みたいにしている。プロペラ時計まで見つかり、ここから先は本当に飛ぶ町なのかと少し期待が膨らんだ。
  2. 芝生の向こうに展示機が現れ、航空の歴史が急に風景の厚みになる。広さ約50万平方メートルという数字を、歩いてみて初めて実感した。
  3. 彩翔亭の近くは、飛行機の大きさから一転して庭の細部を見る場所だった。池や小川の案内が、広い公園の歩き方を小さく教えてくれる。
  4. 所澤神明社へ入ると、街の音が一枚の鳥居で薄くなる。大きなケヤキの木陰に立つと、航空の町より古い時間の標識に出会った気がした。
  5. 住宅地の角に、手打ちうどん店や家を改装した喫茶店がひっそり混じる。大きな観光看板より、暮らしの小さな入口の方が道を面白くする。
  6. 魯肉飯とガパオライスの看板が並ぶ商店街で、航空の文字とは違う旅の匂いがした。人形のようなオブジェもあり、これは何の合図なのだろう。
  7. 歩き終わりにエミテラス所沢へ出ると、さっきまでの低い看板と路地が別のスケールに見えた。散歩は、街の大きさを比べることでもある。
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