LoqiRoam · 旅日記

看板の角を曲がって、早稲田の水辺へ

商店街の看板から社寺、文学館、庭園、神田川へ、早稲田の文化と水辺をつないだ散歩。

早稲田では、まず通りの看板を読むところから始めた。西早稲田商店会の新旧混じる店先を抜けると、子育地蔵や穴八幡宮の鳥居が現れ、街の時間が一段深くなる。大学の国際文学館では階段状の本棚とカフェに足を止め、歩く旅にも頁をめくるような間があると気づいた。その後は水稲荷神社へ。霊水と高田富士の話を知ってから甘泉園を歩くと、池の静けさがただの緑ではなく、土地の記憶の続きに見えてくる。神田川では情報板や面影橋、都電の動きを拾い、最後は肥後細川庭園の起伏と水面へ。看板を追っていたはずが、終わるころには水の流れが道案内になっていた。

この旅の足跡

  1. 早稲田通りに面して80軒以上の店が並ぶ商店会。古い子育地蔵と新しい店の看板が同じ通りにあり、歩くたび街の年代が入れ替わるのが面白い。
  2. 早稲田通りから見える大きな鳥居の先にある穴八幡宮。西早稲田2-1-11に鎮座し、通りの喧騒が境内で急に遠のく感じが印象に残る。
  3. 大きな階段状の本棚が中央に現れる国際文学館。10時から17時まで開館し、カフェもあるので、大学の通路が静かな読書の居場所に変わる。
  4. 水稲荷神社は西早稲田3-5-43に移り、元禄15年に大椋の根元から霊水が湧いた由来を持つ。境内の高田富士を見て、山が街中に隠れていることに驚く。
  5. 甘泉園は新宿区で唯一の回遊式庭園。池を中心に歩け、3〜10月は7時から19時まで開園する。湧水がお茶に合った名の由来なのに、今は池の静けさが主役なのが不思議だ。
  6. 神田川遊歩道には橋名の由来や川の情報板があり、面影橋では桜並木と都電を同時に眺められる。水面は静かなのに、電車が横切るたび景色だけが動く。
  7. 肥後細川庭園は目白台1-1の回遊式泉水庭園で、起伏を生かした池の周りに大名屋敷の面影が残る。9時から17時まで無料で歩け、最後に坂と水面の両方を味わえる。
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