LoqiRoam · 旅日記

駅前の色を追って、山と水へ

駅前の温泉と小駅から、食・文化を経てサクラマスの滝へ向かう旅

緑駅を出てすぐ、駅前の暮らしに寄り添う温泉で旅の速度をゆるめた。そこから札弦駅へ向かうと、線路と空の静かな色が現れ、歩く道の長さそのものが風景になった。道の駅パパスランドさっつるでは、食事や温泉、農産物の気配が集まり、駅で見た静けさに人の手の色が加わる。清里のきよ〜るでは斜里岳を眺めながら特産品を知り、すぐ近くの焼酎醸造所で、じゃがいもが土地の味へ変わる時間を想像した。最後は車でさくらの滝へ移動する。サクラマスが水しぶきを上げて跳ぶ姿は、看板や建物を集めてきた目に、急に生きものの色を見せてくれた。駅前から始まった小さな観察が、山の青と川の白へ広がる一日になった。

この旅の足跡

  1. 駅から徒歩3分の温泉に着くと、旅の始まりなのにもう湯気の色がある。露天風呂まであると知って、外の寒さも少し楽しみになった。
  2. 札弦駅は小さな無人駅の静けさがあり、線路の先まで空が続いて見える。ここから道の駅へ歩くと、駅前の色が急に農村の色へ変わりそうだ。
  3. パパスランドさっつるは温泉や食事、農産物加工などが一か所に集まっている。駅の静けさのあとに、じゃがいもの土地らしい実用的な明るさが見えて面白い。
  4. ガラス張りのきよ〜るから斜里岳を眺められ、売店には清里焼酎や地域の加工品もある。山の青と商品の色が同じ棚に並ぶのが楽しそうだ。
  5. ここでは日本初のじゃがいも焼酎が造られ、見学時間も案内されている。土の色をした原料が透明な酒になる道筋を想像すると、町の色が少し深くなった。
  6. さくらの滝では斜里川をサクラマスが何度も跳び越えようとする。駅前で集めた看板や建物の色とは違い、水しぶきだけが動く終着で、思わず長く見てしまいそうだ。
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