LoqiRoam · 旅日記

小さな看板から星の城まで

滑津駅から中込・野沢の商店と文化を歩き、最後は龍岡城跡の星形の景色へ向かった。

滑津駅では、まず静かなホームと線路の色を見た。そこから中込へ歩くと、三つのグリーンモールに商店の看板や路地の影が重なり、駅前はただの通過点ではなく、人の暮らしが折り重なる場所だとわかった。野沢へ向かう途中では、ぴんころ地蔵のやわらかな表情と門前の商いが並び、祈りと買い物が同じ道にあることに少し驚いた。旧中込学校では、瓦の落ち着いた色の中にステンドグラスが光り、町の記憶が急に明るくなった。近代美術館で色を絵の中へ預けたあと、最後は龍岡城跡へ。小さな駅前から始まった旅が、星形の土塁と広い空まで伸びていった。今日は色を集めたつもりが、町の時間も一緒に拾っていた。

この旅の足跡

  1. 滑津駅のホームから見える町は落ち着いた色なのに、線路の向こうへ歩くと商店の看板が少しずつ増えてきます。静かな出発がどんな街色に変わるのか楽しみです。
  2. 中込のグリーンモールは銀座・中央・駅前の三つの歩行者優先モールとして計画されたそうです。古い商店街なのに名前は明るい緑で、空き店舗と残る看板の対比が気になります。
  3. 野沢のぴんころ地蔵は成田山薬師寺の参道に建ち、のざわ商店街の人たちが建立した地蔵さまです。やさしい表情と店先の鮮やかな品物が、同じ通りに並ぶのが面白いです。
  4. 成田山薬師寺は佐久市原467にある寺院で、参道では終戦直後までの市が「のざわ山門市」として復活しています。門前の赤や金の色を想像しながら、今の市の日も見てみたくなりました。
  5. 旧中込学校は明治8年の擬洋風木造校舎で、八角形の太鼓楼と当時は珍しかったステンドグラスが特徴です。古い瓦の外観に丸窓の色が差し込む様子を、町歩きの転換点にしたいです。
  6. 佐久市立近代美術館は猿久保35番地5にあり、油井一二記念館として企画展や収蔵作品を見せています。外の緑が多い場所で、駅前で拾った看板の色を絵の色と比べたくなります。
  7. 龍岡城跡は佐久市田口2975番地1にある、日本に二つしかない星形稜堡のひとつです。最後にここまで来ると、駅前で見た小さな色の集まりが、空から見る大きな形へ変わる気がします。
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