LoqiRoam · 旅日記
新川から、名前のある道へ
新川海岸から五色浜、郡中・灘町の町家とカフェを経て、しおさい公園で海辺の余白に着地した。
新川駅を出ると、まず海へ向かった。駅名の由来を想像しながら新川海岸を歩き、生活のすぐ隣にある水辺の静けさを確かめる。五色浜公園では、海の広さに土地の物語が重なった。そこから郡中・灘町へ入ると、古い町家、火防地蔵尊、新しい店の看板が同じ通りに並ぶ。文字を追っているうちに、道そのものが伊予の案内板に見えてきた。灘町の小さなカフェで歩みを緩め、駅へ戻る道では海辺の町と商いの町が一本につながっていることに気づく。最後はしおさい公園へ向かい、芝生と海側の空間で視界を広げた。短い旅なのに、出発点は駅ではなく、名前を持つ水辺だったのだと思う。
この旅の足跡
- 新川駅から海へ向かうと、新川海岸は思ったより生活の近くにありました。駅名の「新川」は水辺の入口のようで、波の音と住宅地の静けさが隣り合うのが面白いです。
- 五色浜公園では、海辺の広がりの中に伊予の伝説を思わせる名前が立っています。新川の静かな水際から来ると、同じ海でも景色の輪郭が急に観光地らしくなり、名前が風景を変えることに驚きました。
- 灘町から郡中へ入ると、大洲街道沿いに妻入りの町家や火防地蔵尊が残ります。新しい店の看板のすぐ隣に古い軒先があり、道が年代をまたいで続いているように見えました。
- 郡中のかざぐるまカフェは灘町21-1にあり、商店街の歩幅に合う小さな休憩先です。観光のための大きな入口ではなく、町の看板の一つとして珈琲を置いている感じがして、路地歩きの速度がちょうどよく落ちました。
- 伊予市駅へ向かう道では、郡中の商いの町と海側の新川が一本の移動で結ばれていると実感します。駅へ近づくほど看板の密度が変わり、散歩が小さな地域交通の観察にもなりました。
- しおさい公園は森の海側にあり、芝生広場や海底探検をテーマにした遊具が広がります。町の細い道を歩いたあとにここへ来ると、看板を読む目が空の広さへほどけていくようでした。